【Vita】真 流行り神

Posted in ゲームレビュー by - 8月 14, 2014
【Vita】真 流行り神


●公式サイト

本作は、都市伝説を題材にした事件を解決していく、ホラーアドベンチャーゲームのシリーズ最新作です。
「真」ということで、過去シリーズからキャラクターを一新し、CERO Z指定になるほどのホラー要素を備えた作品にパワーアップ!
殺人罪疑いで公判中の大学教授が、とある事件の情報を持っていると発言したことから、ヒロインの所属するC村の窓際部署が彼の身柄を受け持つことになるところから物語はスタート。
そして、署員や村の人々を巻き込んだ、様々な事件が展開していくことになります。
ちなみに、私は過去作品は全部プレイ済です。


都市伝説の持つホラー性よりも、スプラッター系のグロ全開で人を選ぶ作品

過去シリーズとは異なり、『かまいたちの夜』シリーズのような、1つのメインシナリオからサブシナリオ(○○編)に分岐していくタイプになりました。
サブシナリオを含めて8編+おまけ1編という構成になっていますが、それぞれのシナリオのボリュームがあまりないのでさくさくと進められます。

まずは、シナリオの中身ですが、ほとんど都市伝説らしさを感じられるものではありませんでした!
メインシナリオこそ口承により生まれた都市伝説が題材になっていますが、他のシナリオは教授が都市伝説のうんちくを語りつつ、雪崩のように事件が発生していく──というような感じに。
事件が進むことで発生する血しぶきあふれる展開の方が、都市伝説のホラー感よりよっぽど強いという状態でした。
ゆえに、グロ耐性が必須装備となります。
また、大半のシナリオがBAD ENDかとおもうぐらい人がばったばったと死んでいくので、報われないシナリオへの許容スキルもあった方がいいとおもいます。
シリーズをプレイされた方だと、オカルト要素やシナリオ全体のボリュームの薄さに、肩透かしを食らってしまうかなと。


推理要素は薄めで、新システムはやや使いにくさが目立つ

次は、新システムの「ライアーズアート」について。
これは、対象と1対1で対話をすることで、その場を切り抜けたり情報を獲得したりしていくモードで、時間制限のある選択肢を選んで進めていきます。
それゆえ、選択肢から相手の反応を考え信頼させることが重要になるのですが、選択肢から発生する会話が読めないものが多く、結局何度もロードして総当りすることに。
選択肢そのものも会話が想定しづらいものが多く、さらっと進めたいのに無駄に足止めを食らってしまって面倒でした。

これまでもあった、関係性を推理する「推理ロジック」も、シナリオが短いのであまり考えずに埋めることができました。
ただ、過去シリーズでもそんなに推理要素は強くなかったのでそれほど気にはなりませんでした。


すぐに死んでしまうキャラクターは、立ち絵のバリエーションも少なくスチル絵と別人に……

キャラクターについては、立ち絵がある人が10人ちょっと登場して、シナリオによって異なる役割を演じていきます。
これも『かまいたちの夜』に似ていますが、それぞれのキャラクターのエピソードがあまりないまま物語が進行してしまうので思い入れが生まれず。
いい味出しそうなキャラがいても、深く知る前に死んだり事件が発生したりするので、あんまり日常会話で性格などを把握できるシーンが少なかったです。

立ち絵のバリエーションもあまりなく、加えて、立ち絵とスチルの絵にちがいがありすぎて「お前誰だよw」状態になってしまうことも多々。
個人的には、田舎の過疎化が進んでいる村というのは都市伝説が発生しそうなフィールドだったのにも関わらず、村全体の規模や雰囲気がつかめなくて、主人公を取り囲む環境自体が把握できなかったのは気になりました。

まとめ

というわけで、オカルトホラーや推理要素はあまりなく、アグレッシブなグロ描写が全開の本作。
背筋ぞわっと系というよりキモいorグロい系の内容なので、そっち方面の耐性がないと苦しいとおもいます。
そうした作品もアリだとはおもいますが、本作はあくまで『流行り神シリーズ』なのでしっかりオカルトしてほしかったですね。

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ゲーム歴は2X年のゲーム好きです。 ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net