【Vita】戦場の円舞曲

Posted in ゲームレビュー by - 4月 08, 2015
【Vita】戦場の円舞曲


●公式サイト

本作は、故郷と父親を奪われ、代わりに魔剣を手にした少女が、軍事学校で友人と絆を深めつつ自分の居場所を見つけ出す乙女ゲームです!
開発はオトメイトさんの名作『プリンセスアーサー』スタッフの最新作です。
舞台は、国家や種族を問わず集められた少年少女たちが、戦闘技能を競い合う軍事学校。
世界観のベースはファンタジーで、連合国の中で争いが発生すると戦いに行く傭兵団みたいなイメージです。


戦場というよりは、バトルのある学園ファンタジー!

攻略キャラクターは6人、うち3人は制限があり、1人は他のキャラクター全員をクリア後にオープンします。
共通ルートは5章、個別ルート6~8章と終章。
キャラクターごとに展開が大きく異なり、個別ルートもボリュームがありました。

「戦場の〜」というタイトルですが、あまり戦場描写は多くありません。
キャラクターによっては、ラストで戦場に赴かずに解決する場合もあり、軍という意識は薄めに感じることもあります。
戦場自体もイマイチ国家間の戦況の変化がハッキリと描写されないので、アグレッシブな課外活動という雰囲気が出ているシーンも見受けられました。
ただ、バトル自体は森や学校の模擬戦闘など、随所で突発的に行われます。

むしろ学園色が強く、授業や他国の見学、食堂や放課後の外出──など、ほのぼのしたシーンが多いという印象でした。
個別ルートで攻略対象以外のキャラクターとみんなで行動する場面もあるのも、学園モノっぽい空気感を醸し出しているのかなと。
余談ですが、本作には料理がたくさん出てきます。
スコーン、ジェラート、サンドイッチ、サモサ、ブイヤベース──などなど、どれもとてもおいしそうに食べるのでプレイしていると少しお腹がすいてしまいましたw


展開は全体的に甘め!サブキャラクター数は多くて魅力的!

『プリンセスアーサー』は全体的にシリアスで甘さ控えめでしたが、本作の甘さはやや強め。
特に愛の言葉を囁くシーンは、くどいぐらいあの手この手を使って甘い言葉をセレクションしてくるので、「お、今度はこんな表現できたか!」と関心してしまうこともw
学生さんなのでエロい展開はありませんが、いちゃいちゃするシーンは長く、スチルの差分も多かったと感じました。

メインキャラクターについては、それぞれのストーリーが全然ちがうのは良かったです。
生い立ちや抱えている悩みが一辺倒ではなく、終盤に急展開するキャラクターもいて結構楽しむことができました。
また、サブキャラクターの数がとにかく多かったです。
他の学生だけでなく、教師、国王、女王、他国の敵、城下に住む人々など。
彼らには立ち絵やボイスもあり、登場するシチュエーションも多いので、全体的にかなり賑やかな雰囲気が出ていました。
個人的には、攻略対象ではありませんが、和風な少年アサカが好きでした。


守られる系主人公とグラフィックについて

呪われた魔剣を手にした主人公は、幼いころから剣の稽古をしていたわりにはとても弱いですw
ルートによっては終盤に魔剣を使って活躍する描写もありますが、基本的には守られる系ヒロインになります。
周りの嫌なやつから非難されても言い返せない控えめな性格でもあるので、おとなしい主人公が苦手な人には少しもやもやするかもしれません。

立ち絵や背景、スチルはどれもとてもキレイで枚数もしっかりあったとおもいます。
ただ、日や時間帯が変わる際の背景カットは1枚のがシンプルさくさく進めてよかったかもしれません。
あ、いずれかのルートをクリアすると魔石が獲得でき、それを消費しておまけスチルを取得できるのですが……絵が本編とはちがってアニメ塗りやラフ絵で少しガッカリでした。
おまけコンテンツではあるのですが、あんまりにもざっくりした感じすぎて、せっかく集めても繰り返し見たいという気分にはあまりなりませんでしたw


まとめ

ファンタジー騎士団ではなく、ファンタジー傭兵学校で日常描写が多い本作。
がっつり戦ったりシリアスな展開はありませんが、甘い言葉の数々と魅力的なサブキャラクターがたくさん登場するので、そうした側面を強調してプレイすると楽しめるかなとおもいます。

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ゲーム歴は2X年のゲーム好きです。 ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net