【Vita】Vamwolf Cross

Posted in ゲームレビュー by - 8月 16, 2015
【Vita】Vamwolf Cross


●公式サイト

吸血狼に父を殺され、彼らを倒すヴァンウルフハンターになり、さらに仲間の中に紛れ込んだ吸血狼を探す乙女ゲーム。
アパートの管理人であった父、実は吸血狼を倒すヴァンウルフハンターで、アパートの住民たちも同じハンター仲間。
しかし、遺品の中から「仲間の中に、俺たちを騙している吸血狼がいるのか?」という一節を見つけ、密かに仲間の中にいる吸血狼を探す──という物語です。


さくっとレビュー!

人狼ゲームのような推理要素はなく、ごく普通の選択肢による乙女ゲームでした。
とにかく物語が薄く、バトルシーン、恋愛描写、仲間を疑うパート──どれもあっさりとしたクオリティでした。
吸血狼という設定もあまり練られおらず、ルートによっては矛盾が生じてしまっていて、何も解決しないままエンディングを迎えてしまうこともw



くわしくレビュー!

推理要素は皆無!設定の作り込みの甘さもが目立つ!

攻略対象キャラクターは5人。
3章までが共通ルート、4章から10章までするが個別ルートで、エンディングは3種類です。
章は多めですがボリュームは少なく、個別ルートも半分ぐらいが恋愛イベントなのでさくさく進めるかなとおもいます。

で、肝心の中身ですが、とにかくストーリーが雑な作りになっており、一本道ではありませんが、展開は似たり寄ったなうえ、問題が未解決のままそれなりに幸せっぽいエンディングを迎えたもします。
仲間の中に裏切り者がいる──という、人狼ゲーム的な要素がモチーフとなっていましたが、まったく活かされておらず、自分で推理することなく正体が分かってしまいます。

バトルシーンにも緊張感がなく、日常シーンには唐突に共通イベントやデートイベントが盛り込まれており、全体的にチグハグな印象でした。
吸血狼が発生するメカニズムとそれを倒すハンター組織の存在も、ルートによって矛盾が発生しているなど作り込みの甘さも目立ちます。


存在意義が謎すぎる2つの独自のシステム

本作独自のシステムとしては、「ヴァンウルフミッション」「サディスティックタイム」があります。

「ヴァンウルフミッション」は、吸血狼だと疑わしい言動に対して、普段の会話の中で手に入れたワードを提示し、その反応を見るというもの。
しかし、実際のアクションとしては、特定のワードに対する会話をするだけで、推理するという要素はありません。
会話も「朝起きるのが苦手なのは日光に弱いせいなのかも……」とか、「トマトに反応をしているのでは血を連想して……」といった、わりと滑稽な動機から発生するので、意味があるのか疑問ですw

さらに謎なモードが、「サディスティックタイム」
あまりにもキャラクターを疑いすぎるとキレられ、ドS発言をされまくるというものです。
言うほどSっぽい発言でもなければ言われたから何か関係性が変わるわけでもなく、なんとなくイライラしたからそれをぶつけられたという印象が強いので、ちょっと理不尽な気分になれるだけのモードでしたw


唐突な恋愛描写に、置いてけぼり感は否めない!

恋愛に関しては、いつの間にか好きになっていたどころの騒ぎではない唐突な展開から恋人になります。
デートシーンも脈絡なくはじまりますし、ストーリー上のつながりもあまりないのでぶつ切り感がありました。
ゆえに、愛の言葉を囁かれてもあまり響かず、薄っぺらい感じに……。。
一応敵戦う話なのですが、命を懸けて愛し合う重みも感じられませんでした。

キャラクター個々については、立ち絵や声優さんの演技がすばらしくて◎
スチルも節目となるシーンにはちゃんと入っていました。
なので、もっとしっかりとした物語のうえに乗っていれば、より魅力的に感じられたのかなとおもいます。


まとめ!

ストーリー、恋愛、システム──どれをとっても雑な作りにだった本作。
人狼ゲーム的なサスペンス要素の強いモチーフと立ち絵やスチルの美しいグラフィック、声優さんの演技は良かっただけに、もっと丁寧に作って欲しかったなという印象が強いゲームでした。

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ゲーム歴は2X年のゲーム好きです。 ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net