【PS4】√Letter ルートレター

Posted in ゲームレビュー by - 6月 28, 2016
【PS4】√Letter ルートレター


●公式サイト

本作は、15年前に返信の途絶えたペンフレンドの行方を求めて、ミステリーアドベンチャーゲームです。
角川ゲームミステリーと題されたシリーズの第1弾としてリリースされ、地方の文化や歴史を土台にした「人間ドラマ」がテーマ。
キャラクターデザインは『ラブプラス』の箕星太朗さんです。
「私は人を殺してしまいました」という謎の手紙を残して、音信不通となってしまった高校時代のペンフレンド文野亜弥。
プレイヤーは彼女の手紙から、過去に起きた事件の真実を解き明かしていきます。


さくっとレビュー!

アドベンチャーゲームとして、全体的にクオリティの低さが目立った本作
幼稚な言動の主人公、淡白すぎる文章、唐突にエンディングを迎えるシナリオ──と、全方位イマイチ。
真実を明らかにする「追及パート」も、相手を不愉快にさせるような主人公のやり方にストレスを感じさせられます。
唯一良かったのは、背景とお料理のグラフィックが美しく、島根を旅行している気分を味わえたことぐらいでしょうか……。



くわしくレビュー!

文章のクオリティが低く、社会人らしからぬ主人公の言動も気になる!

本作は、15年前の手紙のやり取りを回想する「手紙パート」、島根をめぐって真実を知る7人の級友を探しだす「探索パート」、そして特定した級友と対峙して真実を聞き出す「追及パート」を繰り返し、事件の真相へと迫っていきます。

まず、兎にも角にも文章のクオリティが低く、読んでいてあまり楽しくありませんでした。
特に主人公の口調には癖があり、明らかに目上の人ではないと初対面でタメ語を使って会話します。
失礼な言動も多々あるので、もはや感情移入できるかどうかどころの騒ぎではありませんw
百歩譲って主人公が未熟な学生ならまだしも、社会人を約十年経た32歳なのですから、礼儀はわきまえて欲しかったです。
さらに、ヒロインの友人へのあだ名の付け方もひどいもので、愛称ではなく悪口のような感じでした。
清楚なキャラクターなのに、友だちにデブとかビッチとか付けるのは違和感があります。


エンディングは投げやりだが、周回プレイはやりやすい

本作は全10章構成で、8章から分岐をします。
1周クリアまでに4時間前後、2周目以降は章スキップができるので、周回プレイがしやすいのはいいですね。
手紙の追伸部分で、ルートが分岐。
全部で5ルートありますが、最初の1周目は3ルートに分かれ、クリアすると隠されていた2つのルートもプレイ可能になります。
ただし、多くのルートで分岐後、大した説明もなく唐突に終わりを迎えてしまいます
なかには完全に投げっぱなしで終了してしまうルートもあり、複数のルートを作るならもう少しそれぞれを丁寧に描いて欲しかったかな。
唯一、真ルートは王道展開で「あぁ、こういう雰囲気の話が読みたかったんだよ……」と感慨深い気持ちにさせてくれました。

「手紙パート」は、手紙というより交換日記のような感じ。
手紙で会話をするのではなく、お互い相手の都合を考えずに近況報告をしているため、若干噛み合わない文章の往復がなされているのが気になりました。
便箋のデザインがかわいいことが救いです。


相手を不快な気持ちにさせて真実を聞き出す「追及パート」

真実を探るため、級友たちに質問や証拠をつきつけていく「追及パート」
これがやや無理やり……というか、悪口を言って相手の感情を逆なでしたり、若干脅しのような言い方をしていたりと、まぁ散々なものでした。
さらに、面倒なだけのタイミングアクションで選択肢を選ぶモードもあり、プレイヤーの神経をも容赦なく追い詰めていきます。
(なかでも、「俺はもう我慢の限界だ!」というただの自己主張には、呆れを通り越して笑ってしまいましたがw)

「探索パート」では、探索できる場所は多いものの、背景を調べても説明が1行しかなかったり、内容も見れば分かるような単調なものでした。
コマンド選択型アドベンチャーゲームにおいて、調べることは重要な楽しみの1つだとおもうのですが、本作においては率先して調べたいという気持ちにはなりませんでした
また、探索にかぎらず、全体的に文章が短くあっさりしており、淡白な印象を与えています。

良かった点としては、背景や名物料理のグラフィックが美しかったこと
松江城や宍道湖といった有名な観光地から地元の人々行きつけのお店まで、実際に存在する場所が多数登場するので、島根を観光している気分が味わえました。


まとめ!

正直、褒められるところが真ルートの王道展開のおもしろさと、背景・お料理のグラフィックの美しさぐらいしか見当たらなかったタイトル。
文章・シナリオが単調で退屈なので、途中から「もうこれはネタなんだな!」と割りきってプレイしないとストレスが溜まりますw

個人的には、メインヒロインである3人があまり活躍しなかったのが残念でした。
どうせなら……島根を旅行中に3人の美少女と旅館が同じになり、そこで起きる殺人事件をみんなで解決していくうちに1人と仲良くなる……みたいな感じのが良かったなぁ、なんて。

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ゲーム歴は2X年のゲーム好きです。 ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net