【Vita】プリンセスは金の亡者

Posted in ゲームレビュー by - 12月 30, 2016
【Vita】プリンセスは金の亡者


●公式サイト

本作は、金の力ですべて解決するをコンセプトにしたアクションRPGです。
資本主義が台頭する世界で、親の借金により家族も祖国も失ってしまったプリンセス。
彼女は不思議な電卓を片手に、金の力を振りかざし、悪徳金融業者ドラゴローン一家に復讐をするという物語です。



さくっとレビュー!

クリア時間は10〜15時間ぐらいで、かわいい見た目とは裏腹に難易度は高めでした。
電卓を使ったシステムは新鮮でしたが、操作が複雑になっており、終始慌ただしくプレイする感じ。
結果的に、電卓を使わないキャラクターであるイザベラを重宝してしまい、コンセプトを生かしきれていない印象でした。
2Dグラフィックと大塚芳忠さんのナレーションはすばらしかったです。



くわしくレビュー!

見た目はかわいいけれど、難易度は高いアクションRPG!

金の力ですべてを解決するというコンセプトのとおり、立ちふさがる強敵や手ごわい罠、ゲームオーバーさえも金の力でなかったことにできる掟破りなアクションRPGです。
全8章40ステージで構成されており、1ステージが10~15分前後でクリアできるボリュームです。
プレイアブルキャラクターは、プリンセスとゾンビのイザベラで、電卓の使用はプリンセスのみ行えます。

かわいらしいグラフィックのゲームですが、基本的な難易度は高め
1章でもちゃんと敵の攻撃を避けたり、トラップを回避しないとゲームオーバーになります。
また、後述していますが、一度に要求される操作が多く、かなり慌ただしくプレイしなければなりません
特にプリンセスを操作している場合は、移動・攻撃・電卓・タップという4つのアクションを行う必要があり、せわしない感じがしました。


肝である電卓操作は、システムはおもしろいがせわしない!

本作の特徴は、「電卓」を使って敵やトラップを買収したり、「銭奇跡」というさまざまな効果のある一発逆転技が使用できることです。
電卓使用時は画面内に電卓が表示され、数値をタップで入力し、続けて対象をタップして買収します。
この仕組み自体はおもしろいのですが、電卓が表示されている間も敵ががんがん攻撃してくるため、敵の攻撃を避けながら入力を行わなければならず結構忙しいです。
具体的には、金額を打ち間違えて買収できなかったり、必要以上にお金を払ってしまったり、別の敵や罠を買収してしまうこともあるのでなかなかむずかしい……。

買収に必要なお金は、敵を倒すことで手に入るほか、連続で攻撃をヒットさせたり、ダメージの蓄積で「BREAK状態(行動不能)」にし、敵をタッチするとより多くの金を入手できます。
敵を買収してバトルを有利にするのか、お金を節約するのかといった駆け引きは楽しめました。
ただ、BREAK時のタップや攻撃・回避、電卓入力を複数同時に要求されるため、とにかく大変でした。
そのため、途中で仲間になるキャラクターのイザベラが、リーチが長くて電卓が使えない代わりに一瞬で買収できるというシンプルな操作性になっており、中盤以降は極端に彼女でプレイする機会が多くなってしまいました。


育成系のやりこみ要素と、大塚芳忠さんの味のあるナレーション!

やりこみ要素は、キャラクターの育成や武具・銭神像を設置することです。
アイテム作成には、金だけでなく買収した敵や罠の数が一定数必要になるので、繰り返しステージをプレイする必要があります。
せっかくお金に頼ったシステムだったので、これもお金で解決できてもよかったかもしれません。

2Dで表現されたグラフィックは細かくよく動き、バトル中の操作キャラクターのモーションなどはとてもかわいらしかったです。
また、基本はボイスは謎言語ですが、随所に入る大塚芳忠さんの味のあるナレーションは聴き応えがありました。
ストーリー中だけでなく、新しく作成した武具に付属している奥義の紹介ページでは、芳忠さんの解説で技の由来などが説明されるので、冒険の合間の癒やしになっていました。


まとめ!

金の力ですべてを解決するというコンセプトはおもしろかったのですが、システムに反映できずに操作のせわしなさが目立ってしまった本作。
ゲームの難易度も高めなので、アクションゲームが比較的得意な方に向いているタイトルかなとおもいます。


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ゲーム歴は2X年のゲーム好きです。 ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net