【Vita】Side Kicks!

Posted in ゲームレビュー by - 4月 04, 2017
【Vita】Side Kicks!


●公式サイト

本作は、アメリカのカリフォルニア州サクラダ警察に属する、特別捜査課サイドキックスを舞台にした乙女ゲームです。
サクラダ署管内では、中毒性の高いドラッグ「リップコード」をはじめとする犯罪の蔓延に悩まされていました。
こうした犯罪に対処すべく、自由な発想と異分野のスキルを集めた、形式にとらわれない捜査が可能な特別捜査課「サイドキックス」が組織されました。
プレイヤーは予知夢を見る新人メンバーとなり、さまざまな能力をもつメンバーとともに事件解決に挑みます。
ちなみに、開発は『逢魔が刻~かくりよの縁~』の文化放送エクステンドさんです。



さくっとレビュー!

シナリオは共通ルートが長めですがテンポがよく、周回プレイもやりやすいためさっくりクリアできるボリュームです。
キャラクターや背景のグラフィックはとても美しく、サブキャラクターまでしっかりと魅力的な個性を発揮。
演出では、報道ムービーや前回のおさらいなど海外ドラマを彷彿とさせるものもあり、作品世界への没入感を高めていました。
作品全体として和やかな明るい雰囲気ですが、真エンディングは切ない結末となり、驚きと新鮮さがありました



くわしくレビュー!

さくっとクリアできるボリューム!そして、驚愕のエンディングが待っている!

シナリオは短めで、選択肢までスキップとチャプターセレクトがあるため2周目以降はとても早く、2日でフルコンプリートとなりました。
攻略キャラクターは、制限ありで6人(最初4人、クリア後1人、真ルート1人)です。
エンディングはキャラクターによって1か2種類で、バッドエンドもあります。

さて、ストーリーについてですが、内容はほぼ共通ルートで、メインの4人をピックアップした事件をみんなでわいわい解決していきます。
おなじく刑事モノだった『Collar×Malice』と比べると、事件が血なまぐさくないので全体的に明るい雰囲気。
事件を追うサスペンスシーンも楽しいのですが、日常のちょっとしたやりとりがおもしろく、テンポよく展開していくので中だるみすることなく楽しくプレイできました

と、順調にシナリオを進めていたのですが、真ルートはそれまでの和やかな雰囲気から一変して切ないエンディングとなりました。
個人的には、悲しさよりも結末をまったく予想していなかったのでひたすら驚きましたw


恋愛描写は控えめながらしっかり!サブキャラクターまで好演が光る!

共通ルートが長めの本作ですが、個別ルートでは展開の異なるシナリオと恋愛描写が、ほどよいボリュームで描かれていました
恋愛はがつがつしたものではなく、ほどよい距離感で進んでいくので、あたたかい気持ちでプレイできました。
また、イベントスチルは表情がセリフに合わせて細かく変化するので、シーンごとに見応えがあります。
甘いシーンはあまりありませんが、普段とちがうプライベートな姿や性格の見せ方がうまく、すべてのルートで異なる恋愛模様を体験できるのもよいポイントでした。
クリア後は、相手視点で語られるエキストラシナリオがあり、短いながらもラブラブスチルもあるので、本編で不足しがちな甘さはしっかり補完できます。

そして、声優陣の好演が印象に残る作品でした。
キャラクターは分かりやすい個性をもっているので、日常の掛け合いにはお約束感が、シリアスなシーンでは真剣な表情が見られたりと、ひとりひとりの魅力が丁寧に描かれていました。
そうそう、攻略キャラクターもさることながら、みんなが集まるダイナーの店長キララちゃんを演じた武内駿輔くんはすばらしかったです!
いつも元気をくれるキララちゃんはすべてのセリフがかわいらしく、インパクトのあるキュートな見た目と相まって乙女ゲーム史に残る名キャラクターだとおもいます!


海外ドラマのような動きのあるシーンや背景演出!

新鮮味のあるシナリオや魅力的なキャラクターはもちろんですが、本作の魅力は演出だとおもいます。
まず、ゲーム開始直後からトップメニュー画面への流れが非常にスムーズな演出となっており、ゲーム内の世界にすっと入っていけました。
章の冒頭には、「前回までのサイドキックスは──」というナレーションやタイトルカットも挿入され、海外ドラマのような雰囲気作りがなされているのもよかったですね。
報道ムービーのような見せ方をするシーンもあり、リアルな空気を醸し出していました。

街並みやインテリアなどの背景は、ソファや小物、街灯やベンチまで丁寧に描かれており、どれも写真のように美しいです。
都会的でありながら開放感がある街並みで展開するシナリオは、どれもドラマのいちシーンのようなおしゃれさがありました。
また、シーンによっては車や空が動くといった細かい変化もあり、場面が途切れることなく続いていくような演出がなされているのもすばらしいとおもいます。
あ、システム面では、既読カラーチェンジがとても便利でした。


まとめ!

明るく和やかな雰囲気とテンポよく展開するシナリオ、個性的で楽しいキャラクターと美しいグラフィック、そしてドラマのような演出が新しい乙女ゲームだった本作。
真エンディングに好みが分かれるかもしれませんが、個人的には、高いクオリティでありながらさくっと遊べる手軽さもあり、とてもおすすめの作品です。


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ゲーム歴は2X年のゲーム好きです。 ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net