レビュー

【Vita】魔都紅色幽撃隊

●公式サイト

本作は、PSやPS2で発売になった名作アドベンチャー「東京魔人學園シリーズ」の今井秋芳さんの新作アドベンチャーゲームです!
開発はアークシステムワークスさんで、キャラクターデザインはうたプリでおなじみの倉花千夏さん。
転校生の主人公は、校舎内をうろつく悪霊に遭遇したことをキッカケに、夕隙社という裏の顔は幽霊を退治する出版社でバイトをすることに。
で、仲間たちとともに数々の霊と戦っていく──というお話です。

アドベンチャーパートでは、「東京魔人學園シリーズ」にあった「感情入力システム(愛・友・悩・怒・悲)」に加え、新しく「五感入力システム」も追加。
感情だけでなく、動作も組み合わせてキャラクターにアプローチすることができるようになりました。
バトルは、マス目の上を進めながら見えない幽霊を探していく、ターン制のシミュレーションゲームみたいな感じです。
また、ハンターとゴーストに分かれて戦う、オリジナルのボードゲームも収録されています!

■ストーリーは短く、バトルを中心にテンポの悪さが目立つが、ボードゲームはおもしろい!!w

まず、本作はストーリーが大変短いです\(^o^)/
全部で13章なのですが、それぞれが1話アニメのような構成になっているので、「会話→バトル→会話」で1話が終了しますw
なので、メインのストーリーをひたすら進めていくとあっという間にエンディングになります。

とはいえ、さすがにレベルをあげないと敵が強くて倒せなくなってしまうので、悪霊退治の依頼を夕隙社のホームページの裏サイトから受けてクリアしていく必要があります。
が、これもステージや悪霊の種類がいろいろあるものの、バリエーションはそんなに多くないので、わりと早い段階でマンネリ化するかなーと(`‐ω‐´)
罠を使って悪霊の行動範囲を制限し、場所を先読みして攻撃するのはそれなりに楽しいのですが見た目があんまり変わらないので、どうしても同じことを繰り返している印象があるんですよね^^;

むしろそれ以上に気になったのが、ゲーム全体に漂うテンポの悪さ!!
特に一番プレイするであろう、バトルのテンポの遅さは特記に値します(`・ω・´)
たとえば、味方や敵の攻撃のモーションが遅い、攻撃が当たらなかった味方のモーションもイチイチ見なくてはならない(それゆえ、勘で攻撃するのもためらわれる)、バトルに行くために車に乗る演出が毎回入る(これはスキップできますが面倒!)──などなど。。
個人的には、バトル演出をガンガンスキップしてしまえるゲームは味気なくて好きではないのですが、これはいくらなんでも飛ばしたくなりました^^;

バトルといえば、バトルフィールドの縮尺を変更できないので、大きなフィールドでは全体を見渡せません。
それゆえ、まったく異なる方向の調査を行っていた場合、せっかくゴーストがマスを移動するのが視界の端で捉えられていたとしても、画面に写らない方だった場合プレイヤーは気づくことができません\(^o^)/
個性的なバトルシステムだっただけに、もうちょっと遊びやすくしていれば楽しめたのになと。

おそらくその次にユーザーが感じるのは、「訓練」のめんどくささ!!
「訓練」は、バトルやボードゲームで獲得できるTPを消費して、様々なボーナスを得られる技能のレベルを上げるもので、TPはこれにしか使わないので必然的に行うことになります。
ですが、毎度キャラクターのおなじスチルを見させられ、毎度キャラクターおなじセリフを聴かなければなりません。
これはもう面倒極まりない\(^o^)/
(どちらもデバックすれば必ず気づけるポイントだとおもうのに……やらなかったのかなぁ?)

と、盛大に不満点はありますが、ミニゲームである「ボードゲーム」はおもしろかったですヾ( ゚∀゚)ノ゙
これは、プレイヤーと仲間をハンターとゴーストに分け(プレイヤーはハンターのみ)、ハンターはボスゴーストを倒す、ゴーストはハンターを全滅させれば勝利というルールで行うゲームです。
ゴーストの姿は見えず、他のハンターの動きや近くにいると表示されるゴーストのヒントを頼りに探していくのですが、最初はゴーストを発見できないor倒せなくて苦労します。
ですが、慣れてくると今度はハンター同士の壮絶な邪魔のし合いが行われていることに気がつくので、ここからがいよいよ本番!
手持ちのカードを全力で使い他のハンターを妨害しまくり、1体でも多くのゴーストを狩る熱いバトルになりますヽ(*゚д゚)ノ

それから、インターフェースやステータスの名称など、細かな部分でのこだわりを感じました☆
セーブアイコンの表示が章ごとに変わりそれぞれポスター調で描かれていたり、ステータス表示が履歴書風になっていたり──。
訓練で上げられる技能も、「原稿執筆(獲得経験値にボーナス)」や「買い出し(コンビニ商品が安くなる)」など、出版社らしい名称に!
……ちょっとわかりにくいけどねw

最後にグラフィックについてですが、キャラクターはじつにくねくね動きます。
ですが、立ち絵のバリエーションは少ないので、セリフと動きに違和感があることもしばしばw
一方、スチルの方は揺れる髪の毛の動きなどが自然で、とても良かったかなとおもいます!
(こっちも種類はあんまりないけどねw)

感情と五感入力システムについては、よく使えるものとそうでないものがあったので、ちょっと生かしきれていない感じが。
嗅とか怒とか、ほのぼのした会話の中ではあんまり使わないですよね^^;

というわけで、ゲーム内容の基本的な部分はイマイチでしたが、ボードゲームと雰囲気は良かった本作。
特にバトルはストレスのたまる作りになっているので、人を選ぶかなーと感じました。
ただ、ボードゲームはとってもおもしろかったので、そこだけはオススメできますw

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たこ
積みゲーマーです! ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net