レビュー

【Vita】OZMAFIA!!-vivace-

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●公式サイト

本作は、童話のキャラクターたちがマフィアのファミリーを形成して支配している街を舞台にした乙女ゲームです!
プレイヤーは記憶を失った少女として世界に降り立ち、マフィア同士の抗争やキャラクターたちに隠された謎、自分の記憶の行方と対峙することになります。
ファンタジックな世界観と喧騒あふれる街で、恋と争いに巻き込まれる物語。

個別ルートは短いが、攻略キャラ・エンディングのボリュームは大!

とにかくボリュームが多かった本作。
ほとんど共通ルートなのですが、攻略キャラクターやエンディングの種類が多いので、フルコンプにはかなり時間がかかります。
エンディングリストやルート分岐表などがあるので、PC版よりは分かりやすくなっているとおもいます。

まず、攻略キャラクターは9名。
攻略制限があり、最初はオズファミリーの3人だけ攻略可能で、全キャラ攻略後にオープンするキャラクターもいました。
エンディングの数も多く、オズの3人は個別エンドが2種、三角関係後のエンディングが2種づつと計6種。
その他のキャラクターも2種、キャラクタールートじゃないエンディングも数種類、全キャラ攻略後にオープンするエピローグとグランドエンディングまであり、かなりの数がありました。

ですが、肝心のお話の部分についてはイマイチで、マフィアの抗争というか銃を使ったドタバタ喧嘩という感じw
聖杯戦争の序盤みたいに、軽く戦っては解散!──というテンションだったので、イマイチ緊張感がありませんでした。
世界や主人公の謎に関しては、各キャラクターのエピソードでチラチラとほのめかしておいて、ラストのエンディングでネタばらしという構図。
結構などんでん返しに驚きましたが、「そもそも……」と考えてしまうもやもやした終わり方でした。

三角関係や攻略キャラクターに想い人がいたりと、恋愛描写はアグレッシブw

本作では、選択肢によってオズファミリー3人が物語途中に三角関係に陥り、キャラクター同士が主人公を奪い合う状況になったりします。
結構ドロドロするのかなとおもいきや、ちょっとした嫉妬やすれ違いがあって、元に戻ったりあっさり別れて朝チュンだったりするので拍子抜けでしたw
せっかく主人公がいないキャラクター同士の会話のシーンが描かれる作品なので、個人的にはせっかく三角関係やるならもうちょっとちゃんと嫉妬したりして欲しかったかなと。

むしろ、乙女ゲームではわりとタブー視されている攻略キャラクターに想い人がいる設定があるので、こちらの方が好みが分かれる点だとおもいます。
特にとあるキャラクターはがっつり「好き」だと公言していたりもします。
そうした状況を利用して、しっかり切ない恋愛を描いていれば評価もできたのですが、これまたすぐに心変わりしてしまうので「え、好きじゃなかったんかい!?」と言いたくなることもしばしばw

グラフィックはキレイだが、スチルは少なめ。

先述のとおり共通ルートが長いので、個人のスチルは少なめ。
大事なところでは入りますが、そもそも個別ルートが短いし&スチルが表示されている時間も短いので、あっさりしている印象がありました。
なお、スチルは別キャラクターのルートをプレイしないと全部は埋まらない場合もありました。
恋愛描写に対する甘さは控えめですが、スチル自体はキレイでした。

また、立ち絵や背景グラフィックも美しく、全体的に淡いタッチで描かれる世界はまるで童話に迷い込んだような印象がありました。
衣装の差分も所々で入りデザインもかっこよかったので、もう少し大きい立ち絵で見せてくれても良かったかなとおもいます。
(逆に4人表示されるときは、わいわいしている感じがして◎)

まとめ

ボリュームやグラフィックは良かったのですが、肝心の物語があっさりしていた本作。
三角関係や想い人といった好みの分かれる設定が導入されていますので要注意!
キャラクター同士のやりとりはおもしろかったので、絵とキャラに魅力を感じた方向けのタイトルかなとおもいます。

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たこ
積みゲーマーです! ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net