本作は、オトメイトさんの人気シリーズ「緋色の欠片」のシリーズ最新作です!
現代が舞台となっていたこれまでの作品とは異なり、今回は平安時代が舞台。
世の終わりを司る剣を封印し、それを守ることを宿命とされた玉依姫と、それぞれ罪を背負った登場人物たちが送る、美しくも切ない物語です。
ちなみに、ファンディスクのレビューはこちら!
とても良い内容だったので、本編にハマった方はぜひにc(*゚ー^)ノ
●【PSP】白華の檻 ~緋色の欠片4~ 四季の詩のレビュー記事
■ストーリーが重たくて苦しいですが、たまらく美しく切ない物語!
で、全員スチルコンプまでプレイした感想ですが……お、重たい( ̄□ ̄;)
罪がテーマになっている物語なので、全体的に暗くて悲壮感漂う感じで進行していきます。
また、バトル描写も多く、名も無き登場人物たちは結構な数亡くなるので、恋愛するよりは戦っている印象の方が強かった気がします^^;
とはいっても、そうした戦いの中で「絆=愛」はしっかりと育まれていくので、安心してくださいね☆
攻略キャラクターは5名で、攻略制限はなし。
1人あたりのストーリーは長めで、他の乙女ゲームに比べ主人公やキャラクターたちの心理描写がとても丁寧に描かれているとおもいます。
諸悪の根源であるオニと戦うという本筋は共通ですが、キャラクターによって京都と幽世とにストーリーが大きく分岐していきました。
京都ルートは朝廷の謀略を中心としたエピソード、幽世ルートでは古の神々の伝承がメインのエピソードなので、だいぶ印象が異なるかなと。
主人公は強く凛々しい玉依姫なので、自分でもガシガシ戦いますし、結構強いですw
自らの犯した罪に常に苦しんでいるので後ろ向きな一面もありますが、人々に触れるうちに段々としっかりとした意志を持ち、最終的には自分の力で道を切り開いていく――そんなかっこいいお姫さまでした(´-`*)
攻略キャラクターについては、それぞれの持つ罪にしっかりと決着が着いていたのはとてもよかったとおもいます!
決して手放しのハッピーエンドにはならないのですが、それでも温かい気持ちになれる終わり方でした☆
そしてなにより……感動します。゚(゚´Д`゚)゜。
罪、掟、信念、欲望、想い――これら様々な意志が交錯することで、対立や協力、親愛などが深まっていくので、読み応えのある内容でした。
最後になりますが、スチルや立ち絵はどれもとても美しかったですヽ(>∀<*)ノ
中でもスチルは、珍しい構図や幻想的な背景なども多く、集めがいがありました☆
音楽は全体的に重く悲しげなものが多かったですが、それゆえ、ラストでかかる温かい音楽には涙腺が崩壊するかと。゚(゚´Д`゚)゜。
というわけで、お話はずっしり重たいけれど、中身はしっかりつまったタイトル!
ストーリーを重視した乙女ゲームがお好きな方には、とってもオススメです☆
FDである「四季の詩」も購入しておりますので、早めにレビュー書きますねc(*゚ー^)ノ
![]() | 白華の檻 ~緋色の欠片4~ (通常版) Sony PSP アイディアファクトリー |