レビュー

【PS4】アサシンクリード シンジケート

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●公式サイト

アサシンの活躍を描いた、ステルスアクションゲームのシリーズ最新作!
本作の舞台は、産業革命期の19世紀ロンドン。
プレイヤーは双子の姉弟アサシンとなり、お馴染みのテンプル騎士団との戦いだけでなく、ギャングを率いてロンドンに巣食う悪いギャングと戦う要素もあり。
蒸気機関の発達に伴い、馬車や機関車などの乗り物が走っていたり、新装備ロープランチャーや電気爆弾が使えるようになったり、ダーウィンや歴史上の偉人が登場したり──と、シリーズ作品でありながら少し毛色が変わったタイトルです。

さくっとレビュー!

ストーリーボリューム、アクション、サイドイベントのバリエーションなど、全体的に非常にバランスがよく、展開も動きもスピード感があってプレイしやすいタイトルでした!
物語は姉弟を中心にテンポよく進み、ロープランチャーや馬車の移動が快適でエリア探索もしやすくて◎
サイドストーリーもマンネリにならず、ギャングを育成したり率いて乱闘するのも楽しいので、ついついあれやこれやと手を出してしまい、気がついたらほとんどの要素を満喫した状態でのエンディングでしたw

くわしくレビュー!

マップはやや狭いが、イベントを圧縮して詰め込んであるのでやりごたえあり!

ゲームのボリュームはクリアまで30時間ぐらいで、フルシンクロを目指すと50時間前後。
最近シリーズ作品としては、『アサシンクリード ユニティ』以下『アサシンクリード ローグ』以上ぐらいのボリューム感です。
マップはロンドンのみなので少し狭い感じはありますが、エリア制圧や偉人とのサイドストーリー、「ファイトクラブ」や「馬車レース」といった繰り返し遊べるミニゲームみたいなのもあるので、やれることはぎゅっと圧縮して収録されており充実している印象でした。
また、これらのイベントでは装備品やお金がもらえキャラクターやギャングの育成に使えるので、ちまちまとクリアしていくモチベーションになります。

本作ではテンプル騎士団とアサシン教団というシリーズお馴染みの組織対立だけでなく、労働者と貴族、ギャング同士の抗争など、様々な組織や立場の対立が描かれているのが特徴。
冒頭で倒すべき敵ややることなどの目的が提示されるため、ストーリーは分かりやすい一方、途中から何かが明らかになるような驚きはありません。
とはいえ、何かにつけてちょっかいを出しあう姉弟のやりとりは微笑ましく、かわいかったですw

爽快感のある移動アクション!考えながら攻略する楽しさを感じられる潜入!

アクションについては、ロープランチャーと馬車の追加によってスピーディーに動けるようになり、移動するのがとても楽しくなりました。
本作では道幅が広くなったり煙突などの高い建物もあるため、中距離の移動にはロープランチャーがとても便利で、宝箱を集める時間が格段に短縮できましたw
ただ、テムズ川に関しては、船の速度が早いのにプレイヤーの泳ぎは遅いので、上手に船の上を渡っての移動は苦労しましたw

シーケンスやサイドミッションには、「警官を殺害しない」「馬車のダメージを50%以下に抑える」「ならず者を電気爆弾で感電させる」といったチャレンジが提示されるので、同じ暗殺や連行イベントでも新鮮味があるのもいいですね。
これは過去作品にもありましたが、本作では仲間を引き連れて行ったり、新しいアイテムを使ったり、1人でこっそり潜入したり──と、そもそも攻略法がいろいろあるので、それらを考えて選択して挑めるのがよかったです。
また、メインストーリーのターゲット暗殺シーケンスでは、ユニークキルルート、潜入ルート、協力ルートなどいくつかのルートが提示され、建物内に潜入できるエントリーポイントも表示されるので、シリーズ初心者でも攻略はしていきやすいとおもいます。

ステルスしないギャングウォーとすっきり表示されるマップw

ギャングの育成や、エリアを制圧して大乱闘する「ギャングウォー」は、アサシンのステルスアクションとは異なるバトル要素でメリハリになっていたとおもいます。
本作には、「ククリ・ケインソード・ナックル」と3系統の武器があり、銃を使った連続攻撃なども可能。
バトルアクションが多彩になっていたので、活かせる場としても機能していましたね。
ギャングの育成や制圧をこなしていくと、次第に強い仲間が街中に溢れるようになり、暗殺のお供や乱闘時の強い味方としてプレイヤーを助けてくれます。
ちなみに私は、序盤に宝箱を集めまくってギャングを強くしていたので、かなり楽に進めることができましたw

そうそう、本作では宝箱や押し花などの収集品がはじめからマップに表示されず、近隣エリアまで移動したり地図を購入することで見えるため、ストーリーをメインに楽しみたいプレイヤーにとっては終始すっきりしたマップで楽しめるのもいいところ。
また、収集品自体も写真やオルゴールの音色から探す「ロンドンの秘密」、路地の壁に貼られている「歴史ポスター」、パブなどに置かれている「ビール瓶」など、それぞれの設置場所にも一工夫されているので、集めながらロンドン観光も楽しめます。
(『アサシンクリード ユニティ』では、地下道や建物の中がなど複雑な場所に多くて大変だったのでww)

まとめ!

姉弟視点が新鮮なストーリー、スピード感のあるアクション、バリエーション豊富なサイドイベント、ギャング同士の乱闘──など、全体的に非常に遊びやすい本作。
シリーズファンはもちろんですが、ボリュームが多すぎないのでシリーズ未プレイのユーザーにも触れやすいとおもいます。
個人的には、エンディングがとてもすっきりとしていたところが何よりよかったです!w

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たこ
積みゲーマーです! ジャンルはRPG・アドベンチャー・パズルが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net