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●公式サイト
非リア充の主人公が、怒りの炎でリア充たちの嘘を暴いていく痛快アドベンチャーゲーム。
開発はマーベラスさんです。
政府公認SNS(ツイイッター)のフォロワー数に応じて社会的地位(リア充ランキング)が決定される、超充実格差社会が舞台。
ド底辺の非リア充である主人公が、とあるキッカケで手に入れたAIとともに、世に蔓延るリア充たちを蹴散らしていくというストーリー。
ゲームは、嘘を暴くための材料をアドベンチャーパートで探し、討論バトルであるENJバトルパートでリア充たちと対決するという内容です。
なお、体験版の感想はこちら!
ゲームシステムに関しては体験版の記事の方が詳しく書いているので、よろしければ合わせてご覧ください。
さくっとレビュー!
記事の目次
ネタっぽいゲームかとおもいきや、中身はリア充たちの真の姿を明らかにして、本来の自分を取り戻してあげる──という、しっかりとしたアドベンチャーゲームでした!
討論バトルパートは、本作の世界観ならではの要素が多数ありテンポよく進行し、演出も派手で痛快。
オタクなテンションが苦手でなければ、ぜひプレイしていただきたいタイトルです!
くわしくレビュー!
声優陣の熱演が光る、オタクの胸に響く熱いストーリー!
最底辺の非リア充である主人公が、リア充たちを炎上させてのし上がっていくという物語ですが、揚げ足取りをするのではないところがポイント。
「自分に嘘をつかない、素直な自分でいることが何より大切なんだ!」と、訴える内容になっており、オタクにとっては結構胸に響く内容でしたw
また、キャラクター陣の演技が全体的に素晴らしくて、物語をより熱く盛り上げていました。
なかでも、主人公の石川界人さんは、ENJバトルでの絶叫も、メガネを外して元気がなくなってしまったネガティブなオタク声も良くて、聴き応えあり。
彼は、非リア充でありながら素直でまっすぐな所謂王道主人公タイプなので、ゲーム序盤のうじうじっぷりを乗り越えてしまえばあとは快適にプレイしていけるとおもいますw
痛快!ENJバトルパートは本作らしい討論バトルが楽しめる!
ENJバトルは『ダンガンロンパ』と似ているシステムですが、オリジナルの要素が多くておもしろかったです。
動画視聴者に演説する「民意先導スピーチ」や、ライフログを漁って心の声を見る「本音シースルー」など、ネットを模したシステムが導入されており、本作の世界観への没入度を高めていました。
(システム関連については、体験版レビュー記事の方が詳しく書いています。)
バトルの進行は、『逆転裁判』のように相手に粘った相手をなんとかして倒していくのではなく、畳み掛けるように追い詰めていくのとても派手で気持ちがよかったです。
特にバトルの終盤、リア充たちの真の姿を明らかにする「タイム・オブ・エクスプロージョン」のシーンでは、文字がドンと表示されるので、TRIGGERのアニメみたいな感じでしたw
また、主人公が対峙するリア充たちは、それぞれちがう悩みやコンプレックスを抱えているので、基本的な進み方は同じですが、チャプターごとに異なる展開に。
物語が進むと、世界に関する謎めいたものも徐々に明らかになってくるので、先が気になって一気にプレイしてしまいました。
体験版で気になった点も修正され、テンポよく遊べるゲームに!
体験版からは、○ボタンの不具合が修正されたようで、さくさくとテンポがよくプレイできるようになりました。
チャプタークリア後は、任意のシーンからスタートできるので、周回プレイやトロフィーコンプリートもやりやすいとおもいます。
(一部集めにくいのはありますがw)
唯一気になった点は、「リア充体験」イベント。
キャラクターの立ち絵は動くものの、フルボイスではないのでもったいないかなぁと。
ただ、見る見ないの選択ができるので、面倒な方は全スキップできます。
まとめ!
非リア充、爆発、炎上──といったワードはあるものの、熱い主人公による熱い討論バトルが楽しめる本作。
世界観や表現のクセは強いですが、物語込められたメッセージはまっすぐで、チャプター終了後の爽快感はひとしお。
オタクなテンションが苦手でなければ、とてもオススメの1本です!
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