レビュー

クリミナルガールズ2 [Vita] 評価・レビュー

公式サイト

さくっとレビュー


ストーリーは前作と似ていますが、ミステリー要素があるのでよりシリアスになりました。
バトルは、指導とSMシステムによってスキルやパーティを選ぶ戦略性が加わり、差別化になっていたとおもいます。
おしおきもより過激な表現になり、かなりエロいです。
ただ、とにかくボス戦が異常に難易度が高く、レベルを上げて戦略を考えても理不尽に即死するストレスの方が印象に残ってしまいました。

ゲームレビュー

半罪人の少女たちをおしおきしながら、さまざまな試練が待ち受ける塔を登って更生させるRPGのシリーズ2作目です。
開発は日本一ソフトウェアさん。
少女たちの提案を選択して行動を決めるバトルなど前作のシステムを引き継いでいますが、半罪人のなかに紛れ込んだ罪人を探すシリアスな展開、SMシステムによる戦略性の強化などが追加されました。
あ、Live 2Dとタッチ操作を駆使した見た目も声もエロいおしおきは、変わらず楽しめますよ。

ストーリーはシリアスめに。指導とSMシステムによって戦略性が増加

ストーリーの流れは前作と似ていますが、序盤からシリアス展開でやや険悪ムードとなっています。
これは、半罪人のなかにひとり罪人が混ざっているというミステリー要素がベースになっているためで、おかげでマンネリは回避されていたかなとおもいます。
また、中盤以降キャラクター同士の距離が縮まり、ともにがんばって戦おうと盛り上がっていくのは王道ながら熱さがありました。

本作では、バトルに新しく「指導」というコマンドが追加。
褒めたり叱ったりすることで、少女のSM属性に応じてステータスが変化します。
SM属性は調教レベルが上がったときに獲得できるスキルによって変わりますが、一度獲得すればいつでも自由に付け替えられます。
そのため、パーティメンバー構成やプレイヤーの戦略に応じてスキルを考えるという戦略要素が加わりました。
指導によるステータスバフの効果も大きいので、できるだけ多くのキャラクターを同時にパワーアップするためにパーティメンバーをどういうSM構成にするか調整するのもおもしろいですね。

理不尽すぎる難易度のボス戦いは心が折れるレベル

バトルは早送りが可能になったため、前作よりもテンポがよくなりました。
ただ、仲間のAIはそんなに賢くないので、思いどおりの行動を提案してもらえずにヤキモキすることがあるのは据え置き。
また、敵のグラフィックの使い回しがあるのはマイナスポイントでした。

むしろ、こうした問題がかわいくおもえてしまうほど、本作はボスがやたら強く、普通に進めると大抵のプレイヤーは詰む凶悪さでした。
1ターン複数攻撃による即死や全体状態異常攻撃、HPが高いキャラクターでも耐えられない高火力攻撃などがあり、ここまでむずかしくする必要があったのか疑問です。
そのため、運を点に任せるか、レベルを上げて状態異常攻撃(特に毒)を主体として戦わないと勝てません。
しかも中盤以降はザコ敵でも普通に激しい攻撃をしてくるので、攻略難易度はかなり高いゲームに。
こうした状況にもかかわらず、レベルアップのために必要な経験値が多いため、多くのプレイヤーは心が折れそうになる可能性があります。

「おしおき」はよりエロく、過激にパワーアップ

「おしおき」は相変わらずとてもエロいです。
特に吐息や表情がエロく、ちょっとしたしぐさもドキドキさせてくれるので、プレイ中もれなく周りが気になるかなと。
ポーズやセリフも過激にパワーアップしており、完全にCERO Zなセリフもちらほら。
ヘッドフォンで聴いたときの臨場感は圧倒的で、タッチコミュニケーションがあるゲームのなかでは随一のアグレッシブさでした。
あ、2人同時調教は目新しさがあってよかったですが、それぞれがリアクションするだけなので、もっと会話があったらさらにアレだったのかなとおもいます。

さいごに

ボス戦を中心にバトルの難易度が異常な高さで、他のパワーアップした要素の良さを消してしまっていた本作。
エロさに惹かれてプレイすると、必ず返り討ちに遭うのでご注意ください。
心を折りにくる高難易度に立ち向かえたり、そんなことを物ともせずにエロをモチベーションにしてがんばれるプレイヤー向けのタイトルだとおもいます。

ABOUT ME
たこ
積みゲーマーです! ジャンルはRPG・アドベンチャー・パズルが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net