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●公式サイト
本作は、人気ライトノベル「ソードアート・オンライン」を題材にしたMMORPG風アクションRPGシリーズ最新作です。
舞台は、アインクラッドを模した世界「ソードアートオリジン」。
主人公のキリトは、仲間たちとプレイを開始した新しいVRMMORPGでひとりのNPCの少女と出会い、新たなデスゲームへと巻き込まれていきます。
さくっとレビュー!
記事の目次
キャラゲーと侮るなかれ、育成要素が豊富なしっかりとしたMMORPG風アクションRPGでした。
ソードスキルを使った仲間との連携も爽快で、たくさん褒めてくれるのもうれしですね。
敵モンスターのバリエーションが少ない点と、イベント時のロードがやや長いのがマイナスポイント。
ただ、キャラクターとのコミュニケーション要素も豊富で、立ち絵やイベントスチルもアニメのように美しく見応えあり。
Vita版は処理落ちがあるので、PS4版のがおすすめです。
くわしくレビュー!
ボリュームたっぷりのMMORPG風アクションRPG!
クリア時間は、掲示板の討伐系クエストは全部達成して43時間。
ストーリーは『ホロウ・フラグメント』の続編なので、こちらをプレイしていた方が楽しめます。
ただ、冒頭にストーリー回想をしてくれるので、原作を知っていればすんなりと入っていけるとおもいます。
本作は、NPCのデスゲームを描いており、仲間になったNPCは死んでしまうと復活できません。
とはいえ、フレンドになったNPCがいつの間にか消滅していたということはないので安心してください。
スキルツリー、武器防具集めや習熟度、強敵、親密度やイベント、マルチプレイなど、クリア後もやり込める要素はとても多く、かなりしっかりと作られているアクションRPGでした。
最大の特徴は、UIやゲームシステムがMMORPGっぽくなっている点。
バトルはフリーランでシームレスに敵と戦え、4人パーティで連携したり、大人数でレイドボス戦に挑んだりとまさにひとりMMORPG気分が味わえます。
あ、スキル効果の表示方法やバフを活用するシステムなど、MMORPG初心者には慣れていないとどのスキルを覚えていいのか少し迷うかもしれません。
ただ、スキルポイントはためやすいので、戦いのなかで使い勝手を覚えていく感じなのかなとおもいます。
ひとりでもマルチプレイ感覚が味わえる!PS4版のがおすすめ!
アクションの難易度は高くなく、敵のモーションや攻撃範囲を見て避け、ソードスキルを打ち込むのが基本の戦い方です。
さらに、仲間に指示を出して、スイッチ、ターゲット取り、スキルを連携させるスキルアライドなどができるため、一緒にプレイしている感じが味わえました。
また、仲間も積極的に「こうやって戦いたい」という提案をしてくれるので、相互にコミュニケーションが取れている感覚でプレイできます。
カットインやボイスも豊富でとても賑やかですし、みんなに褒めまくってくれるので幸せな気分になりますw
連携することでスタンやダウンを取れると一気にダメージを与えられるので、爽快感もありました。
レイドボス戦は、最大4パーティ16人で挑むバトルです。
ボスの攻撃は強力なので、回避や回復を指示したり、ダウンを狙って一斉攻撃を仕掛けることが重要です。
なのですが、私はわりと自パーティゴリ押しで戦ってしまいましたw
MMORPGを意識しているのでフィールドは広く、普通に歩くと時間がかかるため移動速度アップスキルは必須です。
フィールドエリアは6つ。
森林や砂漠、湖沼群など多彩なロケーションとなっており、王道ファンタジーな世界を楽しめます。
気になったのは、敵モンスターのバリエーションが少ないこと。
武器は8種類あるので異なる戦い方ができますが、さすがに3つ目のエリア辺りでマンネリ感がありました。
PS4版とVita版のちがいですが、PS4版の方がフィールドを広く見られるので、壮大な冒険ができる感じがします。
もちろん、Vita版でも十分にキレイなグラフィックですが、乱戦時に処理落ちがあるのが気になりました。
(その分、目の前の敵に対してしっかりと戦える感じはありました。)
また、ボタンの初期配置で「抜刀といいね」が、Vita版ではLボタンのタップの組み合わせなので、人によっては少し使いづらいかもしれません。
ロード時間の差異はありません。
フルボイス!アニメのような美しいグラフィック!
キャラクターの立ち絵、イベントイラストはアニメに似た美しいグラフィックで、フルボイスかつ目パチもあるため、アドベンチャーパートでもアニメを見ているような感覚で楽しめました。
もちろん、イベントイラストではサービスシーンも多く、さまざまな衣装も見られて見応えあり。
ただ、イベントシーンではバトルがあっても立ち絵会話のみで終了するので、少し単調な印象でした。
ヒロインや仲間たちは、プレミアを除き全員が冒頭からパーティメンバーに加えられます。
ハーレムものですが、ヒロイン同士が仲良しだしいろいろな関係性があるので、やりとりを見ているのは微笑ましいです。
1対1の会話や添い寝イベントなどの恋愛要素もあり、個別のエンディング(会話イベント)もあります。
(もちろん、男性キャラクターとも添い寝できますよ!w)
常時100名近く存在しているNPCは、パーティに入れたりコミュニケーションがとれます。
あ、メールの返信エフェクトが長く、終盤になると何十通も一度にメールが送られてくるので返信が面倒で放置気味でした。
3Dムービーはモデリングのクオリティが高かったものの、登場するヒロインはアスナ・プレミアのみ。
そもそも、キャラクターが出てこないムービーも多くもったいなかった印象です。
また、アドベンチャーシーンと3Dキャラクターシーンの間にはややロードがあり、イベントの合間にこれが入ると気になりました。
一方、マップ間のロードもありますが、こちらはあまり長さを感じませんでした。
まとめ!
キャラゲーかと思いきや、しっかりとボリュームがありアクション性も高いやりこみ系アクションRPGになっていた本作。
プレイしているとややマンネリ感はありますが、気持ちのよいアクションや楽しい仲間との会話でモチベーションを保ってクリアできました。
原作ファンはもちろん、MMORPGデビューしてみたいなと考えている方にもおすすめのタイトルです。
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