『進め!キノピオ隊長』ってどんなゲーム?
・回転やタッチにより、さまざまな仕掛けが詰まった3Dの箱庭空間と探索するパズルゲーム
・5~10分でクリアできるステージを70種類以上収録
・一部のステージではやや操作性が求められるが、全体的な難易度はあまり高くないのでさくさく進められる!
・Switch版ではJoy-Conのおすそ分けで協力プレイができるため、家族やカップルでも遊びやすい!
ゲームレビュー
Wii Uで発売された、3Dで作られた箱庭ステージをくるくると回転させながら解く、パズルアドベンチャーゲームの移植作です。
ゲームシステムやステージはそのままに、操作性が各ハードに準拠したものに変更され、おまけのステージが『スーパーマリオ 3Dワールド』から『スーパーマリオ オデッセイ』になりました。
また、Switch版ではおすそ分けプレイに対応しており、最新のアップデートを適用するとひとりはキノピオ隊長、もうひとりはキノピコを操作して、全ステージを2人で協力して挑戦ができます。
なお、Switch/3DS版がリリースされています。
遊びやすい難易度のパズルアドベンチャーゲーム!
本作は、仕掛けがぎゅっとつまった3Dの箱庭コースを、ぐるぐる見回したり、タッチで地形を動かしたりして、ダイヤを探しながらゴールを目指すパズル要素の強いアドベンチャーゲームです。
プレイヤーキャラクターであるキノピオは、ジャンプしたり攻撃したりできないため、基本的にむずかしいアクションは要求されません。
そのため、ステージクリアだけなら簡単で、あまりゲームが得意ではないひとにも遊びやすい作品でした。
やりこみ要素としては、ステージごとの課題のクリア、ゴールドキノコ・ドットキノピオ探し・タイムアタックなどがあり。
こちらはコンプリートを目指すと歯ごたえのある難易度になっていました。
ただ、一部のステージでは、落下による即死を回避するためにタイミングアクションが必要だったり、瞬時に敵を回避する操作性が求められることも……。
(ちなみに私は、キノピオがダッシュしてしまう床を走っていくステージで苦戦しましたw)
クリアするのがむずかしい場合は、Switch版限定の機能ではありますがおすそ分けプレイが可能なので、マルチプレイで協力して挑戦するのがおすすめです。
さくっとクリアできるステージを70種類以上収録!
1ステージは、5〜10分ぐらいでさくっとクリアできるボリュームで、収録ステージは70種類以上。
各ステージは箱庭のようなちまっとかわいいデザインになっており、火山や高原、砂漠や遺跡、ビーチやお化け屋敷などいろいろなロケーションが用意されています。
さらに、滑り台・透明な土管・タッチストーン、キノピオが分身するといった特殊なギミックを中心としたステージもあり。
中盤以降はオブジェクト・ギミックの使い回しによる高難度ステージが見られましたが、バリエーションは豊富だとおもいます。
通常のステージ以外にも巨大なボスとのバトル、トロッコに乗るシューティングやコイン集めといったミニゲームもあるので、マンネリ感もなくプレイができました。
また、Switch/3DS版では、『スーパーマリオ オデッセイ』のミニチュアコースが登場します。
おまけのコースではありますが、オデッセイに登場する世界をうまく箱庭サイズで再現されており、プレイされた方には必見のステージになっていますよ!
(なお、WiiU版には『スーパーマリオ 3Dワールド』のコースが収録されています)
システム面では、遊びやすいパズル重視のカジュアルなゲームなので、緊張感を持たせる残機という概念はいらなかったかなと。
また、ステージ選びがページをめくっていくというもので、ソート機能がなく、特定のステージが遊びづらい点がちょっぴりマイナスポイントです。
さいごに
1ステージのボリュームが短く、さくっとプレイできるお手軽なパズルアドベンチャーゲームだった本作。
Switch版はおすそわけプレイで協力プレイができるため、お子さんと一緒に遊びやすいタイトルだとおもいます!