レビュー

【PS4】モンスターハンター:ワールド

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●公式サイト

本作は、巨大なモンスターと戦う最大4人のマルチプレイが可能なハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズの最新作です。
シームレスにデザインされたフィールド、地形や生態系を生かしながらのモンスター狩猟、導蟲を使った探索、手軽なマルチプレイなど、新しい要素が盛りだくさん。
キャラクタークリエイトも詳細になり、お気に入りのマイハンターとオトモアイルーとともに、狩猟生活を満喫できる作品です。

さくっとレビュー!

メインストーリークリアまで、54時間。
とにかく快適で遊びやすいシステムと継続したくなる仕組みがすばらしく、狩りの直後にすぐ新しい狩りに出たくなる楽しさがありました!
フィールドにある地形や生態系を生かした狩りや、新しい装備を使った戦術も工夫されており、シリーズ最高のハンティングをおくれること間違いなしです。
また、キャンプがとても便利になり、装備の変更や回復アイテムを補充、食事もできるので、ふらっと探索にでるのもおすすめ。
ダメージ表記が追加され弱点が分かりやすくなり、マルチプレイも手軽にできるので、初心者ハンターさんにもプレイしやすい作りになっているとおもいます。

くわしくレビュー!

シリーズ最高の遊びやすいシステム!続けたくなる仕組みもよい!

メインストーリーをクリアするまで、54時間。
HRの上限解放後に29→37まで上がったので、のんびりプレイしてのクリア時間かなと。
さて、『モンスターハンター』シリーズは、ポータブルを中心にクロスもちょくちょくプレイしていたのですが……本作が最も楽しくプレイできた作品でした!
「次の狩りに出かけたい! 新しい装備を作りたい!」といった、プレイヤーのモチベーションを常に高める作りになっており、一度プレイを開始してしまうと没頭して数時間抜け出せないおもしろさがありました。

その要因は2つ。
ひとつ目は、システムの快適さです。
とにかく素材集めが楽になり、回復アイテムに必要な素材は植生研究所でせっせと好きなものを作ってもらえますし、オトモダチ探検隊や交易船を使えば素材や換金アイテムを集めてくれます。
フィールドでの採取にもピッケルなどのアイテム消費がなくなったので、粉塵飲み放題ですw
さらに、作りたい武器や防具があればウィッシュリストに登録しておくことで、素材がそろったら自動的にアラートが教えてくれます。
武器の育成ツリーも戻せるため(素材とお金が返ってくる!)、「試しにこれ作ってみよう!」といろいろ作成が行えるのは本当にありがたい要素でした。

個人的には、クエストから帰還すると、植生研究所や生態研究所の経過報告、バウンティの達成、オトモダチ探検隊の帰還など、毎回何かしらのアラートが表示されるのがうれしいポイントでした。
常に何かを達成し続けているような感覚があり、モンスターを狩ったよろこびと合わせて「もうひと狩りいこうぜ!」という気持ちなりましたw
くわえて、デイリーボーナスや配信クエストなどもあり、毎日遊びたいという気持ちになれることもプレイ意欲増進につながりますね。

余談ですが、フィールドに生息している環境生物を捕獲すると、マイハウスに飾れるのもよかったですね。
マイハウスが立派になると配置できる環境生物の数も増えていくので、自分だけの楽園として狩りの合間で癒やしの空間になっていたとおもいます。

ひとりでも気軽にマルチプレイができる!

もうひとつの要因が、マルチプレイのしやすさです。
本作には、ひとりでクエストに挑戦している途中で、他のプレイヤーが途中参加できるシステム「救難信号」があります。
もちろん、他のプレイヤーが出した救難信号を探して途中参加もできるので、ひとりでは少しクリアがむずかしいクエストも、手軽にマルチプレイで挑戦が可能となりました。

過去シリーズでは、一緒にプレイしてくれるお友だちがいないと、途中で先に進めなくなってしまうこともあったかとおもいます。
しかし、救難信号を出せば、高確率で誰かが助けに来てくれます!
マルチプレイになることで、モンスターの体力が上がったり、助けに来てくれたはずのハンターさんにうっかり3落ちされてしまったり、素材目当てで放置プレイされるというリスクもあります。
それでも、モンスターが倒せなくて心が折れてしまうことは格段に減りましたし、自分もみなさんの足を引っ張らないようにがんばろうという意欲もかきたてられました。
上手なハンターさんに助けていただいたときは立ち回りの勉強にもなり、野良でも楽しくマルチプレイができました。
(ちなみに、私はメインストーリークリアまでに一度も放置プレイヤーに遭遇しませんでしたが、2落ちしていなくなった方はいらして、残ったメンバーで死ぬ気で戦った思い出はありますw)

狩りの実感が得られる、生態系を生かしたフィールドマップ!

ここからは、新しくなった要素のうち、私が推したいものをご紹介します。
まず、シームレスにつながっているフィールドマップです。
森や沼地、砂漠や洞窟、そして瘴気に覆われた谷など、ロケーションも多彩な5つのエリアがあります。
高低差がある場所や、くぐるアクションでつながっている場所もあるため、一通り歩いてみるだけでも大冒険気分が感じられるかなと。

また、地形を生かしたトラップも多数用意されており、落石を起こしたり、マヒカエルをつついて麻痺毒を散布したり、ツタの罠に絡ませたりと、自然を上手に利用することで狩りを有利に進められます。
さらに、小型モンスターを捕食したり、大型モンスター同士がハンターを無視して縄張り争いをはじめるなど、人の手を介さないリアルな自然の営みを感じられるのも、狩猟生活気分を高めてくれますよね。

本作では、物資が現地調達できたり、キャンプで武器・防具を変更ができるなど、フィールドに出てからも多くのことが行えます。
そのため、うっかりモンスターと相性の悪い武器を装備しても変えられますし、うっかり回復アイテムを忘れてきても補充できますし、狩りの途中でのんびり食事もできます。
特定のクエストを受けず、フィールドマップを自由にひたすら探索もできるので、たまには目的のない狩りに出てみるのもおすすめですよ。

ダメージ表記で弱点がわかりやすく!戦略の幅が広がる装備品も追加!

バトルにおいては、ダメージが数値として表記されるようになったため、どこに攻撃を当てると効いているのかが判断しやすくなりました。
武器も新しいアクションが追加されているのですが、私はずっと弓ばかり使っていたので、詳細は公式サイトなどごご覧いただければと……。
ほかにも、歩きながら回復アイテムが使えたり、やばくなったらアイテム使用をキャンセルしたりできたりと、タイミングを逃してモンスターの眼前でごくごくしてしまう私のようなハンターでも、攻撃を避けやすくなりましたw

また、防具とは別に、一定量のダメージを吸収したり、換金アイテムをドロップしやすくしたり、周囲に回復の煙を出したりといった「特殊装具」も装備できます。
特定のクエストをクリアしていくと種類が増えていき、メインストーリークリア後は2つまで装備可能になるので、戦術の幅が広がりますね。

小型のボウガン「スリンガー」も新要素でした。
通常の武器とは異なり、フィールドに落ちている木の実や石ころなどを使って、モンスターの気を引いたり、アイテムを撃ち落としたりが可能です。
投擲アイテムを装填しても使えるとのこと……ちなみに、私はほとんど使いこなせていませんw

まとめ!

遊びやすくデザインされたシステムとマルチプレイの手軽さを中心に、狩猟生活の楽しさを存分に味わえる本作。
狩りが終わった直後でも「もうひと狩りいこうぜ!」という気分になる仕組みも上手に作られており、終始楽しくハンター生活を満喫しています。
個人的には過去最高の作品だとおもっていますので、シリーズファンの方はもちろん、「アクションゲームは好きだけどモンハンはむずかしそう……」と感じていた方にもぜひ遊んでいただきたい1本です。

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たこ
積みゲーマーです! ジャンルはRPG・アドベンチャー・パズルが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net