『タウンズメン キングダムリビルト コンプリートエディション』ってどんなゲーム?
・中世を舞台にした町づくりシミュレーションゲーム!
・建設できる施設が少なく、複雑なパラメータ管理もないので遊びやすい!
・同じプロセスを繰り返しがちなので、クエストが多くてもマンネリ化が起こる
・ドット絵のグラフィックがとにかく可愛く、見ているだけでも癒やされる!
ゲームレビュー
本作は、中世を舞台にした町づくりシミュレーションゲームです。
プレイヤーは領主となり、町の施設を充実させながら、住民たちを幸せにするのが目的。
ゲームモードは、さまざまなストーリーやイベントが展開するシナリオモード、自由に町づくりを楽しめるサンドボックスモードの2種類があります。
なお、本編に加えて地中海を舞台にしたDLC「海辺の帝国」が含まれたバージョンになります。
町づくり初心者にも遊びやすいシンプルな作り!同時にマンネリ化しやすくもある
ゲームの進め方はシンプルで、住居を作って住民を増やし、農場や漁師小屋などを建築して食料を生産。
税金を集めたり行商人に生産品を販売してお金を稼ぎながら、町を大きくしていくという流れです。
チュートリアルがとても丁寧なので、ひととおりプレイすると本作の遊び方が理解しやすいとおもいます。
さて本作の魅力ですが、建設できる施設の数があまり多くないので、町づくり初心者にも遊びやすいことかなと。
木こり小屋で木材を精製し、それを厚板にしたり炭にして各施設の建設などに利用。
羊毛を収穫して、織布工場で布に加工し、仕立て屋で洋服にするなど、各施設のつながりも分かりやすくなっているので、目的に合わせて一次産業から順番に建設すればなんとかなります。
住民の要求を表すパラメータの管理も簡単で、娯楽施設を増やしたり税率を調整すればオッケー。
また、町がどんな問題を抱えているかも見えやすいため、同ジャンルに慣れていない人でも何をすれば良いか分かりやすいと感じました。
ただ、これは同時に何をするにもプロセスが同じなので、マンネリ化しやすいという欠点があります。
私はシナリオモードをメインに遊んでいたのですが、クエストの種類は多いものの、やることがあまり変わらないので飽きやすさはあるかなと。
盗賊が襲撃してきたり干ばつが発生しているなど、災害に見舞われて難易度が上がるクエストもありましたが、ある程度同じことを繰り返していても楽しめるプレイヤー向けの作品だと感じました。
めちゃくちゃ可愛いドット絵で、住民を見ているだけでも楽しめる!
ゲームプレイには単調さがありましたが、ドット絵のグラフィックはとても可愛らしく、見ているだけでも楽しめるという良さもありました。
町中や各施設では、住民たちが働いている様子が見られます。
小麦を収穫したり、鉄を加工したり、葡萄を大きな桶で潰していたり。
このモーションが可愛くて、ちょこちょこと動き回って労働に勤しむ姿を眺めているだけでも幸せな気分になれます。
そのため、町を大きくしたり新しい施設を建設すること自体はとても楽しく、時間経過をゆっくりにしてぼーっと眺めているもの一興でした。
おわりに
繰り返しによるマンネリ感はあるものの、遊びやすいシンプル設計と可愛らしいドット絵によって楽しくまとまっている作品でした。
パラメータの調整も複雑ではないので、「町づくりをのんびり楽しみたい」というゆるっとしたプレイヤーにはピッタリの作品だとおもいます。