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●公式サイト
本作は、拠点を中心にダンジョンを攻略していくファンタジーRPGです。
開発はフリューさん。
プレイヤーは性別も種族も異なる7人の中から主人公となるキャラクターを選び、未知の島アヴァロン島にある街を拠点に、島のあちこちにあるダンジョンを調査します。
ダンジョンは森や遺跡、谷や砂漠など自然っぽいものが中心となっています。
バトルメインのマップ埋めRPG。お話は脳内補完で!
『サガシリーズ』のような雰囲気が出ていたので、主人公が仲間を集めながら冒険するお話かとおもっていたのですが、拠点からダンジョンに向かうバトルがメインのRPGでした。
一応それぞれのキャラクターに目的はあるのですが、ストーリーとしてはあまり描かれず。
作中も具体的なお話はないので、自分でいろいろ補完して遊ぶ感じかなとおもいますw
ちなみに、選択しなかった主人公キャラクターは仲間になるのですが、最初はランダムで街に登場し、話しかければすぐにパーティーに加えられるので、あまりドラマはありませんでした。
なので、『ブレイブリーデフォルト』や『光の四戦士』みたいな冒険RPGを期待すると、肩透かしにあうとおもいますw
本作の特徴は、マップを作るということが大事である点。
ダンジョン内を歩くと自動的にマップの空欄部分が埋まっていき、これを情報としてお店に売ることでお金にしたり新しいダンジョンが見つかったりします。
いつでも売れるのですが、マップが埋まっていればいるほど価値が高くなり、しかも一度しか売れません!
ちなみに私は、とりあえず敵から逃げまくってでもマップを全部埋めてから売っていましたw
戦略性があり難易度が高いバトルだが、理不尽な部分にストレスもw
バトルはシンボルエンカウントで、ターン制という昔懐かしの仕様ですが、難易度がやや高め。
ただ、敵のすばやさが高いのか、こちらが強くなってきても先に攻撃されちゃったりするのは結構ストレスでした!w
ザコ敵でも数が多かったり、スタン攻撃連発されたりすると1ターンで全滅の危機に陥ったりもするので、理不尽さを感じることもしばしばw
バトルのポイントとなるのは「精霊術」と「ロール」。
この世界には「水・風・炎・邪」の精霊がいます。
バトル中、プレイヤーや敵のコマンドによって精霊たちの勢力図が変化し、HP回復などの恩恵を受けたり、逆に勢力が弱いと「精霊術」の威力が弱くなったりもします。
さらに、その「精霊術」は、発動までにまずコマンドを選択して契約する必要があるので、場の勢力と契約のタイミングなどターンの間でも考慮することが多いので、自分の思い通りに効果的に公的ができると爽快感が!
(ただ、敵は契約しないでも精霊術を使えるので、やや敵に有利な感じもありましたw)
「ロール」とはキャラクターの役割で、大きく分けて「アタック・ガード・サポート」の3種類があり、それぞれ攻撃力・防御力が上がったり、早く行動できたりなどの特徴があるので、戦況に応じて切り替えながら戦う必要があります。
敵のターンが回ってくるのが早いのと、「精霊術」発動や場の属性の調整などもあるので、ロールを替えて上手に乗り切る方法を考えながら戦うという戦略性もよかったですね。
技が覚醒したり、ロールがレベルアップしたりしたときの演出は◎
ただ、敵の種類が少なく、異なるダンジョンでおなじのが出てくるのは少しガッカリでした。。
基本的にバトルがメインのRPGなので、ダンジョンごとにちがうやつが出てくるとさらに雰囲気も出てよかったのかなぁと。
絵本のようなグラフィック!交易は大事!
グラフィックはほんわかしたかわいらしい雰囲気で、登場キャラクターの3Dモデルもちまちましていて良かったです!
ダンジョン内で木や岩などが飛び出すエフェクトは、違和感があるかなぁと心配していたのですが、いざプレイしてみると飛び出す絵本みたいですぐに慣れましたw
あと、セーブポイントや島内各地に出現する謎のネコ「ココ」が、ふにゃふにゃしているのに妙に悟ったこと言ったりするのでおもしろかったですw
アイテムは店や「交易」で取得するのですが、ランダムで獲得できるので、良いアイテムが手に入りやすい交易船が戻ってくるのがとっても楽しみでした。
ただ、交易にはちょっとお金がかかるので、売却専用アイテムが安い&地図情報売るのがお金入手の主な手段となっている本作では、切実に「いいアイテム拾ってきてくれー!(売ったらお金になるからw)」という感じでしたw
まとめ
予想以上にストーリーがなかった一方で、バトル自体は戦略性がありそこそこ楽しめた本作。
敵が先に行動してしまうのがわずらわしかったのですが、しっかり考えて戦う必要があるバトルを持ったRPGは決して多くはないので、バトルの雰囲気がお好きなら遊んでもよいのかなとおもいます。
周回プレイもありますが、個人的には1周じっくり遊べば十分かなぁという内容でしたw
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