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●公式サイト
極道のみなさんと周囲の方々が繰り広げる熱い漢のドラマを描いた人気アクションアドベンチャー『龍が如くシリーズ』の最新作!
今回の舞台は、日夜お金が舞い踊るバブル真っ盛りの1988年の神室町と蒼天堀。
神室町では、再開発計画の最中にぽっかりと空いた土地「カラの1坪」を巡って、東城会の極道たちが激しい利権争いを演じていました。
一方の蒼天堀では、閉店寸前のキャバレーグランドを人気店に押し上げた「夜の帝王」と呼ばれる1人の男が、時代の寵児として人々から羨望の眼差しを受けていました。
主人公は、堂島組でまだ下っ端だった頃の若い桐生ちゃんと、クールな夜の帝王こと真島。
「金、女、暴力」をテーマした新システムや新プレイスポットと、欲望渦巻く入り組んだ人間模様が描かれる作品です。
先が気になるストーリーに熱すぎる漢たち!文句なしのシリーズ最高傑作!
まずお伝えしておきたいのは、本作はとにかくおもしろかったということです!
初代『龍が如く』よりも前のお話なので、シリーズを未プレイの方でも入っていけますし、シリーズファンなら過去作品に登場したキャラクターで出番の少なかった人が活躍しているので懐かしい気分になれるかと。
(錦山大好きだったので、出番がいっぱいで本当にうれしかったです!)
肝心のストーリーは、組織が一枚岩ではないし1人1人考えや思惑があり、それらが入り乱れまくるので、この先どうなるのか分からない展開が終始テンポ良く進んでいきました。
サブキャラクターたちもしっかり見せ場があるので、終わってみるとあの人もこの人も好きだったなーとおもえるかなと。
また、桐生ちゃん編、真島編とあるのもよかったですね!
それぞれのストーリーが交互に進行していくのですが、お互いの役割がハッキリしていました。
桐生ちゃん編は兄弟の絆や極道の生き様みたいな熱い話、真島編では女性絡みの艶っぽい話や陰謀めいたミステリーな展開が中心。
桐生ちゃんの場合、若くがむしゃら感全開なので女性が絡んでも対して色っぽい感じにならないため、彼ができないイベントやシチュエーションは真島で楽しめる感じでよかったです。
真島は女性との微妙な距離感から生まれる淡い恋心など、過去作品ではあまり見られなかった切ないストーリーが楽しめてとても新鮮でした。
これまでクレイジーなキャラクターという印象だった真島ですが、今作では影のあるクールな性格でひと味ちがう魅力が出ているので、真島好きはより好きに、好きじゃなかった人も好きになれるかなとおもいますw
金──育成に必要なものは金なので、シノギでとにかく稼げ!
本作では、主人公たちの能力強化はお金で行うので、とにかくお金を稼げば強くなるというシンプルなシステムになっています。
稼ぐためには、賭博やカジノで一発逆転を狙ったり、街を闊歩するチンピラやヤクザをボコボコにするなど。
ですが、一番オススメなのは「シノギ」というミニゲームです。
神室町では「神室町マネーアイランド」というシミュレーションゲーム、蒼天堀では「水商売アイランド」というキャバクラ経営がシノギになります。
サブストーリーの1つではありますが、多数のキャラクターが登場してしっかり物語もあるので、ただのお金稼ぎモードではありません。
「神室町マネーアイランド」では、ひょんなことから不動産会社の社長を任された桐生ちゃんが、「神室町ファイブビリオネア」と呼ばれるライバルたちのエリアから物件を買収し投資し、占有率を高めて定期的に利益分のお金を獲得するというもの。
基本的には放置して利益を回収に行くだけでお金が設けられるので手軽な一方、エリアの占有率が高まるとビリオネアとの殴り合いに発展することもあるので注意です。
(個人的には、金融王の部下×2の戦闘がプレイ中一番大変でしたw)
「水商売アイランド」では、閉店寸前のキャバクラを任された真島が、「蒼天堀ファイブスター」というライバル店と経営抗争を行います。
神室町とは異なり、こちらは自分で操作をすることでお金を稼ぐのですが、ミニゲーム要素が強いのがポイント。
まず、ステータスのちがうキャバ嬢の中から出勤させる子を選び、店をオープンしたら次々にやってくる客が満足するように好みの女の子を席につけていきます。
席についた女の子は、接客中におしぼりやグラスの用意などのハンドジェスチャーを行うので、正しいリアクションができれば体力を回復可能。
なお、プラチナランクの子は髪型やメイク、服装をカスタマイズできるほか、特別練習という会話やデートイベントも楽しむことができます。
営業中は選択時以外はリアルタイムで進行していくので、上手に女の子をローテーションできるようになるとまさに夜の帝王気分!
私はとにかくキャバクラ経営にハマりまくりました!w
女の子のカスタマイズやハンドサインのミニゲームもさることながら、秘書的なポジションのユキちゃんがかわいくてかわいくて!
サブキャラクターなのですが個性が強く、真島に対してもサバサバとした対応をするのがコミカルで、見ていてほっこりしましたw
女──テレカを集め、ビデオを鑑賞し、テレクラで熱くなれ!
前項のキャバクラ経営も女の項目な気がしますが、それ以外のお色気関連の要素も。
まずは、テレカ集めとビデオ鑑賞。
本作には投票で選ばれた30人のセクシー女優さんが登場するのですが、ゲーム中に登場した彼女たちと交流を深めることでオリジナルのムービーを楽しむことができます!
同じように全部で90種類の絵柄があるテレカも街中に散らばっているので、コレクション要素としても目の保養としても収集可能。
あと、セクシーな女性たちが戦う「キャットファイト」もあるのですが、わりと理不尽な判定も多くてそんなにプレイしなかったので割愛しますw
女性関連で一番おもしろかったのは、新規プレイスポットの「テレクラ」。
誰よりも早く電話に出て、正しい選択肢を選ぶシューティングゲームをクリアし、ドキドキの待ち合わせからのデートが楽しむことができます。
なお、電話番号を獲得できればいつでもデートが可能なので、ダーツやビリヤードなどの定番スポットから、新しく追加になった「ディスコ」で一緒に踊ることもできます。
本編では真面目っ子な桐生ちゃんが、見たことないぐらい真剣に受話器を取り、いつもより甘い声で質問する姿は失笑を禁じえませんw
暴力──新バトルシステムやスタイルと、難敵カツアゲ君の緊張感!
これまでキャラクターを強くするには経験値を獲得する必要がありましたが、本作ではお金ですべて解決できます!w
能力強化は、指定された金額をつぎ込めば行えるようになったので、慣れていないバトルスタイルも経験値を稼ぐことなくお金さえあればいきなり強化した状態で使えるのでよかったです。
バトルに関しては、普通の敵より圧倒的に強いカツアゲ君(負けると全額没収されますw)が街を徘徊していたり、キャラクターを守りながら戦うエスコートバトルもあるので、メリハリがあるかなと。
また、攻撃を当てるとお金が派手に撒き散らかされる演出はバブリー感満載で、特に強い攻撃やヒートアクションを決めた際はとても華やかでした。
バトルスタイルは桐生ちゃん、真島それぞれ3種類づつ。
動きのスピードや主力な攻撃方法、範囲などがちがい、バトル中ボタン1つで切り替えることができるので、戦況や自分の好みに合わせて気軽に切り替えられるのは便利でした。
ちなみに私は、桐生ちゃんは壊し屋スタイルで辺りの看板や自転車を振り回しまくり、真島はダンサースタイルで無双して数が減ったらスラッガースタイルのバット攻撃でトドメをさしていました!
まとめ─すべてがド派手で全力で楽しめる傑作!
ストーリー、ゲームシステム、演出、シノギ、プレイポット──どれをとってもとにかくド派手で楽しい本作。
バブルの熱狂の時代性と極道や周りの人々の欲望の渦が相まった陰謀と緊張感がある物語は、とにかく先が気になっておもしろかったです。
シノギを中心としたサブストーリーもしっかりと作られているので、自然と本編以外にも時間が取られてしまって、気が付くと体力の限界までプレイしていましたw
個人的には、「ポケサー」というミニ四駆みたいなものをカスタマイズしてレースで優勝を狙うプレイスポットに夢中になりましたw
マンネリを感じる暇もなく遊べたタイトルだったので、シリーズファンも未プレイの方にもオススメです!
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