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●公式サイト
本作は、ディズニーのキャラクターたちを描くお絵描きゲームです。
題材となるのは、ミッキーマウスやエルサなどおなじみのディズニーキャラクターや、ピクサー作品のトイ・ストーリーのウッディなど80種類のキャラクターたち。
通常の画材に加えて、キラキラや柄が手軽に描ける「まほうのペン」という本作ならではの要素もあります。
題材のちがう、3DS『ポケモンアートアカデミー』のレビューも掲載しているので、どちらも気になっている方は比較して読んでみてくださいませ。
さくっとレビュー!
記事の目次
絵を描くというより、塗るという印象の強いペイントゲームな本作。
下絵があらかじめ描かれていることが多いので、『ポケモンアートアカデミー』と比べると手軽に絵が完成します。
一方、すでにある程度描かれている絵の一部を描き足すレッスンが中心なので、あまり自分で描いている気分にはなりません。
また、画材は豊富なものの、収録キャラクターが少なめなのは物足りなさもありました。
くわしくレビュー!
塗り絵要素の強いお絵描きゲーム!
ディズニーランド内でキャラクターの絵の描き方を教えてくれる「ディズニードローイングクラス」(2016年秋クローズ)というプログラムがあります。
このクラスでは、ディズニーキャラクターのイラストを鉛筆や色鉛筆用いて描きます。
参加者は、円を描いて下絵のアタリをとるところからはじめますが、パーツの位置や描く際のポイントを手際よく説明してくれるので、お絵かき初心者さんでも意外としっかりと描けるのが特徴です。
で、このプログラムと本作の一番ちがうところは、キャラクターごとの特徴を意識しながら描くかどうかという点です。
本作では、キャラクターを下絵を描く機会が少なく、元からアタリが描いてあり、そこから絵を完成させていくレッスンが多く収録されています。
(すでに塗られている絵の一部を塗るといったレッスンもあります。)
ディズニーのキャラクターは、下絵やシルエットの段階でもハッキリとした個性が出せており、その描き方のポイントを学ぶことこそがキャラクターを描くという気がします。
そのため、お絵描き初心者のために下絵が描かれているというアシスト機能があるのはうれしいのですが、本当に絵を描きたいとおもったら多少むずかしくても自分の手でアタリをとってラフ絵を描く必要があるのかなとおもいます。
なので、イチから絵を描くというより、塗り絵感覚でプレイするペイントゲームだと感じました。
配色や塗り方など、技法を集中的に練習するレッスン!
レッスンは全部で40種類。
序盤は、絵の一部だけを描いたり(光や影の塗り、メイクの塗り)、配色の勉強をしたりと、キャラクターを描くというよりも技術的な部分を練習するレッスンが多くあります。
その分、それぞれの塗りの技法は丁寧に説明してあるので勉強になりますが、順序が自由に選択できるため徐々にうまくなっていくような感覚は薄めです。
まほうのペンでディズニーワールドに!
画材は、えんぴつやマーカーペンなどオーソドックスなものから、ふんわりした絵になるスプレー、絵画的な印象になる絵の具、やわらかなタッチになるパステル──など、多数に用意されています。
特に本作ならではの魅力は、「まほうのペン」。
これを使うことで、一発でディズニーの世界らしい夢と魔法の空間を演出できるのはわくわくしました。
フリーペイントと合わせて80種類以上のキャラクターが描けますが、『ポケモンアートアカデミー』と比べると少なめで物足りなさはあり。
ただ、レイヤーが3枚あるので、よりこだわったイラストは描けるかなとおもいます。
そうそう、ディズニーのキャラクターは絵に登場するだけで、一緒にレッスンしたりはしません。
BGMもディズニーではないので要注意。
まとめ!
お絵描きというより塗り絵の要素が強かった本作。
絵がうまくなりたい人には物足りなさがありますが、手軽にキャラクターの絵が完成するので、お絵描き初心者さんや子どもには達成感があって楽しめるかなとおもいます。
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