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●公式サイト
チャイナ・インディア・ロシア、3つの地域を舞台にした2.5D横スクロールアクションで描かれる、『アサシンクリード』シリーズ異色作です。
とはいえ、フリーランやイーグルダイブなどのおなじみのアクションはもちろん、隠れ場所を移動する新アクションなどもあるため、ステルスアクションを重視したゲームデザインとなっています。
独特のブラシ塗りのようなグラフィックや、カートゥーン調のムービーシーンも独特です。
さくっとレビュー!
記事の目次
ステルス要素のある、2.5D横スクロールアクションゲームである本作。
基本、発見されると即死というやや高めの難易度ですが、シリーズらしいアクションをうまく異なるゲーム性に落とし込めていたとおもいます。
3つのエリアごとにアクションやグラフィック、サウンドに特徴があり、1粒で3度おいしいのもいいですね。
ただ、リトライ時のロードが長く、繰り返しプレイしていると気になるかなと。
くわしくレビュー!
難易度高めのステルス横スコールアクション!リトライ時のロードはやや長い
シリーズ定番の箱庭型のアクションゲームではなく、奥行きのある2.5D横スクロールアクションゲームになった本作。
チャイナ・インディア・ロシアと3つ地域で異なるアサシンの物語が描かれ、それぞれ12ステージで1エリア6時間前後でクリアできます。
ステージごとに上手にステルスできると良い評価がされてポイントを獲得し、それを消費して技能や飛び道具などを解放するというシステムもありました。
さて、本作はステルスアクションがメインなので、表示される敵の視野を避けて物陰などに隠れながら進んでいきます。
鷹の眼を使って巡回ルートを見たり、暗殺した敵を隠すといったシリーズらしいアクションも活用されていました。
ただ、一度見つかるとリトライになるようなシビアなステージも多く、全体的な難易度は高め。
そのため、多くのプレイヤーがトライ&エラーを繰り返すのですが、リトライのロードがやや遅いのは気になりました。
3つの地域ごとに異なる操作感。決められた攻略法を的確にこなすプロアサシンアクション!
キャラクターによって、バトルやステルスアクションで使う道具が異なります。
チャイナは暗殺要素が強く、インディアではノイズやロープダートを使ったダイナミックなアクションが楽しめました。
一方、ロシアはスナイパーライフルを使った攻撃的なアクションが求められるため、一番苦戦しました。
また、車や電話、メカニカルウィンチなどシリーズ本編では登場しなかった近代的なガジェットを使って行うステルスアクションは新鮮だったので、個人的には最もおすすめのエリアでもあります。
戦い方がある程度自由だった本編とは異なり、本作では進行ルートはもちろん、攻略方法がある程度決まっている感じがしました。
複雑な操作に対するプレイヤースキルは求められませんが、的確なルートとタイミングで移動をしたり、効果的なアイテムを使用したり──と、正確性が求められるのかなと。
基本的には見つかったらゲームオーバーなので、こうしたプレイ感覚はプロのアサシンっぽい感じがしました。
美しいグラフィックと、インパクトのあるムービーシーンも見所!
2D横スクロールゲームですが、奥行きによって空間に広がりを感じるので、エリアは広く見えました。
特に背景グラフィックは美しく、どのルートも本編シリーズでは扱っていない時代と地域なので目新しさがありました。
チャイナは水墨画のような静かで美しい世界、インディアは異国情緒あふれる色彩豊かな世界、ロシアは閉塞感のなかに鮮明な赤が印象的な世界。
それぞれ、復讐劇・愛と忠義を貫く旅、愛の逃避行──と、物語のテーマが異なっているのもよかったとおもいます。
カートゥーン調のムービーシーンもあり、シンプルながら物語をドラマチックに魅せていました。
BGMにも雰囲気があり、地域の個性が出ていてよかったですね。
1本では少し物足りなさがありますが、3本セットだとかなりプレイしごたえはあるかなと。
まとめ!
本編シリーズとはプレイ感覚が異なりますが、ステルクアクションを使った新しい横スクロールゲームとなっていた本作。
難易度はやや高めでリトライのロードが少し長いのは気になりましたが、グラフィックやプレイ感覚は楽しめました。
ゲームボリュームもあるので、しっかりアクションゲームをプレイしたい方向けです。
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