『WATCH DOGS 2』ってどんなゲーム？
・開放的な街サンフランシスコを舞台にした、オープンワールドアクションアドベンチャー。
・ハッキングを生かしたアクションは自由度が大幅アップ！新ガジェットの使い勝手もよく、プレイヤーの意のままにデバイスを操作して潜入を存分に楽しめる！
・メインストーリーは若者による正義のあり方を軽めなテンションで描いたシナリオで、開放感のあるロケーションにピッタリ！
・豊富な乗り物、街の高低差、昼夜の雰囲気が大きくちがうなど、全力で寄り道したくなる完成度の高いオープンワールドも魅力！
ゲームレビュー
記事の目次
本作は、ハッキングスキルを使って巨大な組織と戦う、オープンワールドアクションアドベンチャーゲームのシリーズ2作目です。
今回の舞台は、開放的な街並みが広がるサンフランシスコ。
凄腕ハッカーの主人公は、ハッカー集団の「デッドセック」のメンバーとなり、都市管理システムを利用して個人情報を自由に扱う大企業や教団と戦います。
なお、オンラインオペレーションは未プレイです。
ちなみに、復讐をテーマにしたハードボイルドなシナリオだった前作の感想はこちら。
若者視点でイマドキの正義のあり方を描くメインストーリー！
メインオペレーションに加え、サイドオペレーションとリサーチポイント集めを全部やって、クリアまで40時間ぐらい。
ハードボイルドな雰囲気だった前作から一変し、本作ではハッカーの若者たちによるプロパガンダ的正義の執行が描かれています。
序盤は、キャラクターの会話やテンションがだいぶイケイケな感じなのと、PC系の専門用語が多いため少し戸惑いましたｗ
また、具体的な目標は最初に提示されますが、基本的に行き当たりばったりな感じで進行するので、全体的なドラマ性は復讐がテーマだった前作と比べるとやや薄め。
しかし、若者たちが思考し行動することで、手が届かなかった巨大な組織を動かしていくという展開は熱さがあり、開放感のある街の雰囲気も彼らのスタイルに合っていたとおもいます。
主人公たちの行動は必ずしも正義とはいえないのですが、結果的に悪となる存在を打ち倒せたのでエンディングにスッキリ感があることもよかったですね。
ハッキングをしっかりゲームシステムに落とし込んだ、自由度の高いゲームプレイ！
ゲームプレイは前作から大幅にパワーアップし、潜入の自由度が増したことでプレイヤーの好みの方法でステルスアクションができるようになりました。
特に、新ガジェットである、ジャンパー(ラジコンカー)とドローンはユニークかつとても使い勝手がとてもよかったです。
たとえば、ジャンパーで敵の目をかい潜って侵入したり、ドローンで爆弾を爆撃して殲滅してからのんびり入ったり、銃火器や車で正面突破したり、敵がたくさんいて面倒なのでギャングや警察に招集をかけて攻撃してもらったりと、多彩なアプローチができました。
(逆に便利すぎて、ついドローン爆撃に頼ってしまうこともしばしばｗ)
また、ハッキングポイント自体も、ドローンなどで視界に入れればハックできる所、「フィジカルハック」という主人公かジャンパーが直接現場に行きアクセスする必要がある所、主人公がアクセスする所と種類があり、状況に応じて潜入する方法を考える必要があるのも良い点でした。
ただ、主人公で行かなければならないポイントは最初から示されていないので、ジャンパー大好きマンの私は苦労してジャンプしまくって潜入した結果、主人公じゃないとだめで二度手間になることもｗ
あとは、敵の無線音声が一部和訳されていないため、追われているのかわかりにくいのは気になりました。
(それぐらい追われまくっていたということですねｗ)
乗り物も豊富で移動が楽しく、ロケーションも豊富な完成度の高いオープンワールド！
本作はロケーションはすばらしく、高層ビル街や海辺のマリーナ、公園や灯台など雰囲気の異なる場所がたくさん用意されており、移動するのがとにかく楽しかったです。
移動手段も車やバイク、路面電車、ヨットなど種類が豊富。
高速道路や坂道などマップに高低差があるので、ルートを考える楽しみもありました。
また、昼夜による景色のちがいも美しく、夜景が美しい街並みを橋から眺めるのは現実よりもリアルな感じがすることも。
収集要素は前作から少なくなり、さくっとコンプリートできるボリュームに。
ただ、どれも近くまで訪れないとマップにアイコンが表示されないため、攻略サイトのお世話にならないと見逃してしまいがちなのは気になりました。
とはいえ、こうしたサブイベントを進めることでガジェットが強化され、潜入やバトルがさらに楽しくなるため、移動の楽しさも相まってあちこち走り回るのは苦ではありませんでした。
個人的には、クオリティに高いオープンワールドを生かして、タクシードライバーとしてお金を稼ぐサブイベントが楽しかったです。
さいごに
若者視点で正義を描くシナリオ、完成度の高い開放的なオープンワールド、そして自由度が大幅にアップしてさらに楽しくなったハッキングアクションが魅力の作品！
特に、前作では発展途上だったハッキングがしっかりとゲーム性に落とし込められており、潜入の自由度と合わせて、終始わくわくするアクションが楽しめました。
オープンワールド型のゲームとしてはほどよいボリュームなので、近未来舞台やステルスがお好きなイタズラっ子の方は、ぜひプレイしてみてくださいね！
