【Vita】俺達の世界わ終っている。

Posted in ゲームレビュー by - 12月 20, 2017
【Vita】俺達の世界わ終っている。


●公式サイト

本作は、天才プログラマー率いるゲーム開発者集団「ジャッジメント7」が開発したARプログラムが暴走し、やがて訪れる世界滅亡の危機を人知れず防ぐというアドベンチャーゲームです。
物語の舞台は東京、浅草。
拡張現実を使用した新しいゲームを作ったジャッジメント7でしたが、謎のエラーによってゲームの世界と現実がミックスされた新世界に迷い込んでしまいます。
自分たちが作ったキャラクターや設定が現実に現れる世界を謳歌していたものの、次第に新世界を使った陰謀へと巻き込まれていくという物語です。
ちなみに、主人公は天才プログラマー……ではなく、平凡なアルバイトの青年ですw



さくっとレビュー!

世界滅亡をかけた戦いとありますが、良くも悪くもギャグ多めのラブコメ系ライトノベルのようなお話でした。
シリアステイストは弱くて終盤の熱さに欠ける一方、日常会話のコミカルさは優れており、濃いキャラクターたちと合わせてにぎやかで楽しい雰囲気を味わえるかなと。
ただ、主人公の活躍には物足りなさがあり。
周回前提ですがスキップが不便で、オートセーブはあるものの強制シャットダウンすることもありましたw



くわしくレビュー!

シリアスは控えめで、日常系ラノベのようなコミカルで明るいストーリー!

プロローグと本編17章、各章1-2時間ぐらいでクリアできました。
エンディングはノーマルエンド、真エンドがあり、その後キャラクター個別のエピローグが7人分あります。
ルート分岐などはなく一本道で、エンディング後のエピローグが追加される形式です。
ちなみに、各キャラクターのエンディングと全イベントを観ると、イベントシーンの総集編が追加されるおまけ要素があります。
ADVに多いイベント回想をちょっとリッチにした感じで、キャラクターとの思い出をさくっと振り返られる新鮮味がありました。

さて、肝心のシナリオですが、良くも悪くも日常系ラノベのようなドタバタしたテンションでしたw
具体的なエピソードとしては、ブラジャーをつけて聖剣を召喚したり、リア充ポイントを集めるためにピクニックしたり、遊園地や海に合宿したり。
ただ、コミカルな出来事のなかで、仲間のハードな過去を絡めた問題解決があり、メリハリになっていてよかったとおもいます。

残念だったのは、世界滅亡を救うという前フリがあったので、日常はギャグでもシリアスな展開になると期待していたところ……終盤になっても比較的コミカルな展開がメインだった点です。
一番重要なARプログラムを使った陰謀に巻き込まれていく、徐々に謎が深まってくという緊張感が足りず、なんとなくノリで解決したという雰囲気になっていました。
個人的には、主人公の活躍が少ないこともマイナスポイントでした。


クセのあるキャラクターたちと物足りない主人公……

ジャッジメント7の仲間たちは、変態、中二、残念、混沌、幼稚、天然、平凡という七つの大罪を背負っています。
……というとかっこいいかもしれませんが、つまりは変態エロや中二病、やることなすこと残念といった強烈な属性を持っている感じですw
文字通りクセが強いので人を選びますが、ひとりひとりはしっかりと立っており、乗り越えるべき過去やトラウマがしっかり設定されているため、感情移入しやすくデザインされていると感じました。
また、意外にハードな過去を持っているキャラクターが多く、しっかりと自分の弱さに向き合うというシナリオはとてもよかったですね。

主人公は、ハーレムラブコメの無害系主人公みたいなタイプ。
一人称視点で進むので、ライトノベルを読んでいるような軽いテンションでプレイできます。
個人的には「平凡でもやるときはやる!」という主人公らしいキャラクターが好きだったので、もうちょっとしっかり見せ場があったらよかったかなとおもいました。
あと、ニコニコ動画のコメントのように選択肢が流れてくるシステムがありましたが、特に演出面で生かされている感じはなく、通常の選択肢とのちがいを感じられませんでしたw

物語はフルボイスなので、声優陣の渾身の演技をたっぷり楽しめます。
ちょっとしたサブキャラクターのキャストも豪華なので、次はどんな人物が出てくるのかとてもわくわくできます。
ちなみに私は、BGMと一緒に流れてくる松岡禎丞さんの奇声めいたイビキが一番印象的でしたw


周回前提だがスキップは使いづらい。グラフィックは◎

グラフィックについては、立ち絵はかわいらしく、バリエーションもあってよかったとおもいます。
重要なシーンではしっかりイベントスチルも入り、ラブコメラノベ的なお色気シーンもソフトながらもしっかり完備されました。
目ぱち口ぱくもあるので、アドベンチャーゲームとしての基本要素はしっかりおさえられているとおもいます。

本作は浅草が舞台なので、背景はリアルな街並みを再現しています……が、なんで浅草だったのだろう。
浅草とゲームというつながりがイマイチ思い当たらず、浅草らしいイベントも少なかったので、物語から舞台が浮いている感じでした。
せっかく珍しい立地だったので、もう少し生かしてもよかったのかなと。

システム関連では巻き戻りができない分、シーンごとに細かくオートセーブが入るので、選択肢を間違えてしまったときなどはありがたかったです。
ただ、スキップを長時間しているとエラーで強制終了してしまうことがありました。
オートセーブがあるため大きなやり直しにはなりませんでしたが、周回プレイが前提となっているので選択肢までスキップできるといった仕組みがあるとやりやすかったですね。


まとめ!

良くも悪くもギャグ多めで、ラブコメ系ライトノベルのような軽いテンションで終始進行するアドベンチャーな本作。
科学アドベンチャーシリーズのようなシリアスメインの話を期待していると肩透かしに遭いますが、コミカルなテンションを楽しもうとおもっていれば、キャラクターは魅力的なのでエンジョイできるとおもいます。


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ゲーム歴は2X年のゲーム好きです。 ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net