『ロスト・イン・ハーモニー』ってどんなゲーム?
・障害物を避けるアクションとリズムゲームが融合した、切ないストーリーもある新感覚の音楽ゲーム
・奥から手前に走り抜けつつ、前後左右から出現するオブジェクトを回避するアクションが爽快!
・スコア獲得の実感が弱いのはリズムゲームとしてはマイナス
・ステージのバリエーションが豊富!楽曲はクラシックメドレーやオリジナル曲など
ゲームレビュー
本作は、画面手前に向かって走るアクションとノーツをタップするリズムゲームが融合した、アクションリズムゲームです。
プレイヤーは前後からくる障害物をタイミングよく避けつつ、音楽に合わせてノーツをタップしてスコアを稼いでいきます。
ステージの合間には物語が展開し、主人公の少年カイトと病気に立ち向かってるアヤのストーリー、そして地球にやってきた不思議なロボットという異なる視点で描かれます。
疾走感と動きのある新感覚リズムアクションゲーム!
本作は、画面奥から手前に向かって走り、障害物を回避していくアクションゲームと、画面左から流れてくるノーツをタップするリズムゲームある新感覚の音楽ゲームです。
特にアクションゲームパートがおもしろく、スケボーでの移動は疾走感があり気持ちよくプレイできました。
また、すべてのステージにNOMAL・HARDの難易度が選択可能。
スコアはリズムゲームのタイミングの良さと、アクションゲームのオブジェクトを回避しながらキラキラやオーブを集めることで稼いでいきます。
アクションゲームパートでは、画面奥から手間に向かって走るキャラクターに対し、奥や進行方向から現れる障害物を、左右やジャンプで回避していきます。
さらに、ステージが進んでいくと、コースの左右から障害物が出現したり、レーンの数が減るなどのバリエーションが発生。
ステージに合わせたオブジェクトや楽曲によるパターンの変化があるため、シンプルな操作ですが飽きがこない作りとなっていました。
(ただ、終盤のステージではアクションとリズムの複合パターンも登場するので、視点が忙しくなりがちでしたw)
不満点としては、リズムゲームのノーツを合わせる部分の配置が、上からXYABと直感的な配置になっておらず、慣れるまではちょっと混乱しましたw
また、ノーツの色もすべて同色なのに流れてくる速度が早めで視認しづらく、初見の同時押しなかなかにハードでした。
ハイスコアを狙う場合、キラキラの獲得時やノーツをタップ時に音がないため、「いまちゃんとできたのかな?」と不安になることもあり、スコア獲得の実感を得やすいとより遊びやすかったとおもいます。
切ない物語とやや眺めのドラマチックな楽曲が魅力!
少年のカイト編は、おまけを含めて14ステージ、1時間半ぐらいでクリアできました。
こちらは、ステージの合間にカイトと病気の少女アイのチャット会話によるイベントシーンが入ります。
携帯電話のチャットによる会話イベントですが、ステージが進むごとに徐々に関係が変化していくため、2人に待ち受ける運命を前にもれなく切ない気持ちでいっぱいになるかとおもいます。
登場楽曲はクラシックの名曲のアレンジのメドレーで、3~6分ぐらいとやや長めでした。
一方、M.I.R.A.I.編は12ステージで、3分ぐらいのオリジナル楽曲が中心。
どちらからでもプレイができますが、カイト編をクリア後は放心してしまう感じなので先に終えて、明るい曲が多いM.I.R.A.I.編を後にするのがおすすめです。
登場するステージは、住宅街、波打ち際、近未来風の都市、紛争地帯、草原、火山など多彩。
カイト編では楽曲がメドレーになっており、曲によってシチュエーションがガラッと変わるため、壮大な冒険をしている気分が味わえました。
また、ゴールの際には、美しい景色を背景にしたカイトとアイの後ろ姿が映されるドラマチックな演出もよかったですね。
プレイヤーキャラは、見た目をカスタマイズできました。
カイト編では、カイトのスケボー、ヘッドフォン、頭、お洋服が変更可能。
M.I.R.A.I.編では、デジタルサイネージの色とデザインを変えられました。
これらはステータスには関係ないため、気分で着せ替えを楽しめる感じです。
さいごに
スピード感のあるアクションとリズムゲーム、そして切ないストーリーが融合した新感覚のリズムアクションゲームでした!
ステージごとのバリエーションも豊富で、楽曲もドラマチックで聴き応えあるので、リズムゲームがお好きな方にはとてもおすすめの1本です。