『ブロブ カラフルなきぼう』ってどんなゲーム?
・モノクロになってしまった世界に色をつけていくアクションゲーム
・キャラクターを移動し、オブジェクトに接触するだけで建物や壁に色をつけられるというゲーム性は手軽!
・操作性には難あり・単調なゲームプレイによるマンネリ感なども気になる
・個人的には、せっかくキレイに塗って華やかになった世界を一望したかった!w
ゲームレビュー
本作は、インキー・コーポレーションによって色と音を奪われてモノクロになってしまった世界が舞台。
プレイヤーは、体を6つの色に変化できるまんまるなキャラクター「ブロブ」を操作し、さまざまなオブジェクトに体当たりで塗りながら、カラフルでにぎやかな世界を取り戻していくというアクションゲームです。
なお、Switch/Wii版がリリースされています。
海外アニメのようなコミカルな世界で、お手軽操作の塗りを楽しむ
本作では、イロボットと呼ばれる色を持ったキャラクターと接触して色を取り込み、エリアを移動しながら建物や植木などに接触、世界をカラフルに塗っていくというのが基本アクションです。
色を付けるには、オブジェクトに触れるだけなのでとても簡単。
自分が移動するだけで世界がどんどん色を持っていくので、手軽に世界を救っているような気分になれるのもいいですね。
メインの「ストーリー」以外では、一度クリアしたステージを舞台に自由に塗りを楽しむ「フリーペイント」、画面分割で最大4人のオフラインマルチプレイが楽しめる「ブロブパーティー」という2つのモードがあります。
ブロブパーティーモードでは、通常のゲームのように塗り合うルール以外にも、踏みつけて色を奪い合ったり、目的地まで競争したりといった異なったルールで遊べます。
おまけとして、カットシーンや特典ムービー、ギャラリー、トロフィー要素である記念バッジが閲覧できます。
キャラクターは、UBIソフトのラビッツのような独特の言語で話すため、海外アニメのようなコミカルなテイストで物語は進行します。
ちょっとクセのあるキャラクターたちですが、ユーモラスで勢いのある動きは見ていておもしろかったです。
また、背景に流れる音楽はゆったりとした南国リゾート風なので、とっつきにくさは軽減されており、むしろ親しみやすさを感じられました。
音楽は12曲から選択可能、好きなものをかけてのんびり世界を満喫するのもいいですね。
色を組み合わせて塗るのは気持ちいいが、ゲームプレイはやや単調
塗れる色は、赤青黄の三原色をベースに、2色を混ぜると紫・緑・オレンジを作れます。
基本的に自由に塗りまくれるので、建物や壁、岩や街路樹などは好きな色に塗ってしまいましょう。
さらに、パターンアイテムを手に入れると塗ったところに模様が入るため、よりにぎやかな世界を作れます。
各ステージは、塗りポイントを稼いでゲートを開き、特定の場所にたどり着けばクリアです。
また、エリア内にある「チャレンジ」をクリアするとポイントを多く獲得できます。
チャレンジは、制限時間内に決められた場所を指定の色で塗ったり、敵を倒したりとルールはさまざま。
難易度は3段階あり、むずかしいのは結構シビアなアクションが要求されることもありました。
さて、気になった点としては、プレイヤーキャラクターの操作性が悪いことです。
特にジャンプが物理演算系のふわぁっとした感覚のもので、狙ったところに行くのがむずかしかったです。、
その辺を塗っている分には問題ないのですが、チャレンジではイライラすることもありました。
また、基本的に移動して塗るだけなので、ややゲームプレイが単調になりがちかなと。
ステージは16あり、10〜20分程度でクリアできますが、4ステージ目ぐらいからややマンネリ感がありました。
個人的には、エリアの一定範囲が塗れると周囲が一気に塗れる「カラーボム」が出現するのですが、演出の効果が狭いので感動は弱めな点も気になりました。
あと、せっかくがんばって塗ったので、ステージクリア時に全体を見られると達成感があってよかったのかなとおもいます。
さいごに
シンプルな操作で塗りアクションを楽しめる一方、ゲームプレイが単調でマンネリ感を得やすい作品でした。
世界観や音楽はよかったので、一気にプレイせず、ちまちまやると飽きがこないかなとおもいます。
また、私はソロプレイのみを体験しましたが、マルチで遊ぶと少しちがった感覚になるかもしれません。