『宇宙船ダムレイ号』ってどんなゲーム?
・閉ざされた宇宙船で目覚めて探索をするサスペンスアドベンチャー。
・事前知識やマニュアルなし!手探りでプレイする感覚が新鮮!
・ゲームボリュームは映画1本分。さくっと良質な物語が楽しめる!
・仕掛けがやや単調。FS視点なので3D酔いにも注意。
ゲームレビュー
本作は、予備知識やマニュアルがない状態からゲームを始めるというのがコンセプトのアドベンチャーゲームです。
「GUILD」シリーズの2作目で発表された3作品のうちのひとつで、開発は麻野一哉さんと我孫子武丸さんの『かまいたちの夜』コンビ。
プレイヤーは、閉ざされた宇宙船内部のコールドスリープマシン内で目を覚ますところからスタート。
一人称視点で船内を探索し、さまざまな出来事に遭遇していくという物語です。
ちなみに、同シリーズの『怪獣が出る金曜日』の感想記事はこちらです。
会話ベースのアドベンチャーで昭和な雰囲気が魅力の作品かなと。
映画感覚で楽しめる良質なSFサスペンスアドベンチャー
クリア時間は1~2時間程度ぐらい。
不気味な宇宙船で目を覚ました序盤からラストまで、ずるずると世界に惹きこまれるように一気にプレイしてしまいました。
未知のものへの薄ら寒い恐怖と抑えきれない好奇心の狭間で、とにかく緊張感のある作品でした。
そのため気になった方は事前の説明をあまり見ず、プレイするのをおすすめします。
また、クリアまでの時間が短いことを気にされている方もいらっしゃるかとおもいますが、充実した時間が遅れるので映画のような感覚で楽しめる。
ストーリー自体もしっかりとまとまっており、サスペンスやミステリーなど驚きのラストが好きな方にはピッタリのタイトルです。
気になった点としては中盤以降の仕掛けがやや似ていたので、ゲームとしてはもう少しバリエーションがあった方が良かったかなと。
もうひとつは一人称視点で探索を行うため、3D酔いが起こりやすいこと。
画面をぐるぐる回して移動や調査をするので要注意です。
おわりに
手探り感覚を楽しむというコンセプトが特徴の個性的なアドベンチャーゲームでした。
SFというテーマやサスペンス・ミステリーなどのジャンルが好きな方にはおすすめのタイトルです。