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●公式サイト
本作は、伝説の暗殺者「47」となり、世界各地で暗殺ミッションに挑むステルスアクションゲームのシリーズ最新作です。
ワイヤー・銃・毒など暗殺方法を自由に選べたり、NPCに変装して潜入したり、作り込まれたステージにあるギミックを使ってみたりと自由度が高いのが特徴。
多彩な暗殺に挑戦するチャレンジミッションや、難易度の高いエスカレーションミッションなどのやりこみ要素もあります。
さくっとレビュー!
暗殺をするためのプロセスや手段がプレイヤーの裁量に任されており、作り込まれたステージのロケーションと合わせて、どうやって暗殺しようか楽しく考えられるゲームでしたw
本作ならではの要素「変装」でさまざまな人物になりすましたり、ギミックを操作して事故死に見せかけてみたり、遠くからスナイパーライフルで狙撃してみたりと、スパイさながらのアクションもいいですね。
7つあるステージはどれも個性的で、ファッションショーが行われる豪邸から秘密の地下研究所、オープンカフェやサウナまで細かく作り込まれており、探索も楽しめます。
唯一気になったのは、ロードが長くてさくさくリトライできないことですね。
くわしくレビュー!
暗殺方法も潜入も思いのまま!自由度の高いステルスアクションゲーム!
本作は、ガチムチの暗殺者となり、各ステージで指定されたターゲットを暗殺していくステルスアクションゲームです。
エリアにはNPCやギミックなどが多数配置されており、暗殺方法だけでなく、誰に変装するのかやどうやって潜入するのかなど、すべてプレイヤーが選択できる自由度の高さが特徴です。
このように紹介すると、「むずかしいゲームなのかな?」という印象を持たれるかもしれませんが、そんなことはありません!
ステージ内には、暗殺のための重要な手がかりとなる「アプローチ」が用意されています。
プレイヤーが複数あるアプローチからひとつをセットすると、画面に次の行動と場所を示したマーカーが表示されます。
そして、指示に従いながら進めていくと、決定的な暗殺のチャンスを得られるので、新米暗殺者でもスムーズにミッション達成ができます。
ただし、NPCに一度発見されると、彼らは街中であろうとためらいなく銃を乱射してきます。
着替えたり、追手を軽くまいてロッカーなどに隠れてしまえば警戒は解けるため、慎重になりすぎて動けないということはありませんが、ステルス行動は基本ですw
また、よりむずかしいモードとして、途中でセーブができない「エスカレーション」ミッションがあります。
1〜5のレベルがあり、むずかしくなるにつれて敵が増えたり、変装の回数が制限されたり、カメラのデータを壊さないといけなかったりと達成が困難になります。
私のようなへっぽこ暗殺者だとレベル3あたりでもう限界を感じはじめますが、腕に覚えありのプレイヤーでも歯ごたえのある潜入が楽しめるとおもいます。
バーテンダーからエリート兵士まで、さまざまな変装を駆使して潜入しよう!
さて、肝心の暗殺方法ですが、ワイヤーやナイフでさくっと背後から殺したり、銃で撃ったり、毒を飲ませたりシャンデリアを落としたり、爆発物の量を調整して爆死させたり、トイレで溺死させたりと豊富なバリエーションがあります。
こうした暗殺のために複雑な操作は必要なく、アイテムを所持していたり、ギミックの前にいればボタンひとつで行えるので、どうやってチャンスを作るかが重要です。
そこで大切な要素が、本作の魅力でもある「変装」です。
主人公は、ステージにいるNPCなら誰でも気絶させることで、身ぐるみをはいで変装できるのです。
変装できる格好には、バーテンダーや警備員、庭師、ホテルマン、ゴルファー、エリート兵士など何にでもなれます。
さらに、同じ職業でも衣装に複数のパターンがある場合は、ちゃんと気絶させたひとの服になるのはうれしいですよね。
(白のタンクトップの傭兵みたいなのに変装したときは、妙な色気が出て笑ってしまいましたがw)
変装をすれば、通常は通れなかったエリアに堂々と入れるので、場に溶け込んでターゲットに接近しやすくなります。
ただし、変装した人物によっては、逆に警戒されることもあります。
たとえば、ホテルの従業員になるとフロント係に警戒されますが、警備員になれば警戒されないといった具合で、その場の状況に応じた的確な変装をしていかないと突破できません。
私はとにかく変装が大好きだったので、トイレのシンクをあふれさせたり、コインを投げたり、ボイラーを稼働させるなどしてNPCをひとりにさせ、せっせと変装していました。
あと、気絶させたNPCをあたりに放っておくとバレてしまうので、箱やクローゼットにしまっておくのも大事です。
トイレまで作り込まれているロケーションはすばらしい!ロードは長い!w
登場するステージはICAの訓練施設、ファッションショーが行われるパリ(フランス)、豪邸を探索するサピエンツァ(イタリア)、にぎやかなマーケットが立ち並ぶマラケシュ(モロッコ)、高級感漂うホテルが舞台のバンコク(タイ)、郊外の田舎にある傭兵拠点コロラド(アメリカ)、近未来の設備が整った病院がある北海道(日本)の7箇所。
ロケーションはそれぞれまったく異なり、地形やギミックにも個性があるので、それぞれのステージごとに異なった楽しみ方ができました。
変装できる人物もパリではモデルになったり、北海道では寿司職人になったり、マラケシュではマッサージ師になるなど、ちがったスタイルでの潜入も可能です。
ステージごとに建物や調度品、人々の服のデザインも変わっていて、トイレや倉庫といった裏手の場所もしっかりと作られているので、ふらふらと探索するのも楽しいとおもいます。
そうそう、さまざまなチャレンジを達成するため、セーブとロードを繰り返す本作。
ただ、ロード時間が長く、ゲーム全体としてはとてもおもしろいのにロードのたびにストレスを感じてしまったのはもったいないポイントでした。
ちなみに、チャレンジを達成するとXPを獲得し、ステージごとのマスターレベルが上昇。
新しい武器や変装、スタート地点が選択できるようになるので、やりこみ要素として楽しめました。
あ、日本語ボイスはPSストアからダウンロードで対応しています。
データは大きめでしたが、街のひとびとのちょっとした会話もしっかり翻訳されているので、生活感がしっかりあってよかったです。
まとめ!
ロードの長さは気になるものの、変装を駆使した自由度の高い暗殺アクションはとても楽しめる作品でした!
暗殺の手段の豊富さ、ステージごとに異なるギミックとロケーションのすばらしさもあり、楽しくチャレンジに挑戦できるのもいいですね。
操作自体は簡単なので初心者にも遊びやすく、玄人アサシン向けのむずかしいミッションもあり、おすすめの1本です。
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