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本作は、ナゾトキアドベンチャーゲーム『レイトン教授』シリーズの最新作です。
タイトルのとおり、今回は主人公がレイトン教授の娘カトリーに交代、その他キャラクター陣も一新されました。
それに伴い、壮大なナゾトキをする物語から、ロンドンで巻き起こる小さな怪事件を解いていくコミカルなストーリーになったのが特徴です。
なお、スマートフォン版と同時にリリースされましたが、本記事は3DS版のレビューになります。
さくっとレビュー！
記事の目次
オムニバス形式になったシナリオは、規模が小さくなり、事件のオチがギャグなので達成感不足。
コミカルで明るいテイストは新しい試みでよいとおもいますが、それぞれ事件の全容が序盤で想像できてしまい、解決のためにあちこち移動するのは手間でした。
肝心のナゾは問題文の説明が分かりづらく、ひっかけ問題のような意地悪なものが多く見られました。
ミステリアスな雰囲気の音楽、3種類のミニゲーム、気分転換になる着せ替えやインテリアコーディネートはよかったですね。
くわしくレビュー！
ショートエピソード型になったシナリオは、コミカルテイスト強め！
メインストーリーに出題されるすべてのナゾをクリアして、プレイ時間は17時間半ぐらいでした。
本作はロンドンで発生したちょっとした怪事件を解決していく、オムニバス形式のシナリオです。
そのため、同じマップや人物の登場回数が多く、ややマンネリ感がありました。
取り扱う事件も、猫探しや幽霊騒動など規模の小さいものばかり。
それぞれの事件の全容も序盤で想像できてしまうため、解決のためにあちこち移動するのは手間でした。
（あ、一応サブタイトルである大富豪の陰謀は語られますが、最後の1話だけなのでこじんまりとした内容ですｗ）
事件を解決に導くカトリーの推理は、証拠によって論理を組立っていくというよりひらめきで解決してしまう感じ。
オチもコミカルなテイストになっており、達成感よりも「そんな解決でいいのかしらｗ」という印象でしたｗ
シナリオ中に入るアニメーションはかわいらしくてよかったのですが、あまりインパクトのないシーンで使われることもあり、『レイトン教授』シリーズ終盤で見られた派手な演出はありません。
個人的には、これまでのミステリアスなナゾから壮大な事件へと発展していくシナリオが好きだったので、ちょっと肩透かしな作品でした。
ひっかけ問題が多く、ストレスがたまりがちなナゾトキ！
さて、本作のメイン要素である「ナゾトキ」ですが、これまでのシリーズとは異なり不満が多くありました。
兎にも角にも、問題の説明文がわかりづらい！
特に、文章を読んで計算をさせる思考系の問題はひっかけ問題が多く、まず文章どおりに考えたり、計算をしてはいけません。
そのため、ナゾと向き合った際に「ひっかけ問題じゃないか？」と疑ってかからなければならず、純粋にナゾを楽しめませんでした。
ちょこちょこと動かして解くパズル系の問題も減り、全体的にストレスを感じる問題が多かったですね。
一方、3種類のミニゲームはしっかり楽しめました。
「理想のディナー」は推理、「アクセサリーショップ」と「デコボコ迷路」はパズルタイプ。
『レイトン教授』らしい内容で、わくわくしながら解けました。
個性が強めなヒロイン、衣装やお部屋替えは気分転換になってよい！
ヒロインのキャラクターは英国淑女系ではなく、食いしん坊でマイペースな女の子でした。
やや傍若無人なところがあるので、人を選ぶかもしれませんｗ
個人的には、性格よりも妙に現代的な言葉づかいが気になりました。
それ以外のメインキャラクターでは、会話シーンで文字枠にシャーロが隠れてしまい、もったいなかったですね。
あ、音楽や雰囲気はこれまでどおりのミステリアスな雰囲気になっており、シリーズらしさを感じられました。
着せ替えやインテリアコーディネートは、変更しても特にプレイに影響はありません。
ただ、着せ替えは衣装に合わせて髪型も変わるため、シナリオのテイストに合わせて着替えて楽しんでいました。
インテリアコーディネートでは、壁・カーテン・テーブル・ソファなど8箇所を変更でき、種類もそれなりにあるので個性的なお部屋を作れるので、ナゾトキの合間の気分転換になっていたとおもいます。
まとめ！
ショートエピソード形式になったりシナリオ、引っ掛け問題が増えたナゾトキとやや不満が残るシリーズ最新作となりました。
コミカルテイストは新しい方向性としてありかなとはおもいますが、ナゾはもう少し楽しく解けるものが多いとよいかなとおもいます。
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