[star rating=”3.5″]
●公式サイト
本作は、ピンク色のまんまるなキャラクター「カービィ」が活躍する人気のアクションゲーム『星のカービィ』シリーズの最新作です。
今回は、敵にフレンズハートをぶつけることで仲間になり、最大4人のパーティで一緒に冒険ができるのが特徴です。
さらに、カービィとフレンズヘルパーと力をかけ合わせると合体ワザの「フレンズ能力」が発動。
敵に大ダメージを与えたり、ギミックを突破できます。
シリーズ最多となる28種類のコピー能力を駆使して、ポップスターと宇宙に平和を取り戻しましょう。
さくっとレビュー!
記事の目次
5つのエリアで、全40ステージとボリュームが少ない作品でした。
また、仲間が4人になったことで難易度が大幅に低下、初心者には遊びやすい一方でシリーズファンには物足りないかとおもいます。
コピー能力は28種類に増え、戦い方のバリエーションは出たものの、能力を生かしたギミックはあまりありませんでした。
クリア後のミニゲームが少ないことも、残念なポイントです。
諸々の不満はあるものの、さくっと遊べるボリュームと難易度なので遊びやすさはありますし、グラフィックのパワーアップとコントローラでの快適操作はよかった点ですね。
くわしくレビュー!
難易度は低下!ステージ数も減ってボリュームダウン!
エリア数は、全部で5つと少なめ。
ステージ数はエリアによってまちまちですが、エクストラステージを含めて全40ステージ。
ステージのボリュームもバリエーションも少なく、シリーズファンとしては物足りなさがありました。
ギミックも似たようなものの使い回しばかりで、ひとつのステージごとに工夫されていた『星のカービィ ロボボプラネット』と比べると、短いのに飽きがくるという印象。
また、ストーリー的要素も薄く、ラストバトルの盛り上がりもありませんでした。
(余談ですが、3DS『星のカービィ ロボボプラネット』はとてもおすすめのタイトルなので、お時間があったらぜひプレイしてほしいです!w)
●3DS『星のカービィ ロボボプラネット』のレビュー記事はこちら
また、仲間が4人になったことで難易度がとても下がり、基本的にゴリ押しで倒せる感じでした
そのため、適当に操作していても勝ててしまう場面が多々があるので、アクションゲーム初心者やお子さんと一緒にプレイするには良い難易度かなと。
逆にシリーズファンの方には、ちょっと簡単すぎる印象ですw
個人的には、乱戦になるとキャラクターが見えづらくなるのはプレイしていて気になりましたね。
28種類の多彩なコピー能力は、生かしきれいない場面が多い!
コピー能力は、シリーズ最多の28種類。
新登場のは4種類で、伸びる棒を使って攻撃する「スティック」、蜘蛛の糸を使って闘う「スパイダー」、絵の具を飛ばしたり描いた絵で戦う「アーティスト」、画面内の敵を一掃する「フェスティバル」です。
特にスティックは攻撃に特化しており、使い勝手のよい能力でした。
ただ、コピー能力を使ったギミックが少なく、比較的単調にステージを進めてしまったので、せっかくの種類を生かしきれていない感じがありました。
さて、本作では敵を吸い込んで能力をコピーするおなじみのアクションに加え、ハートをぶつけて敵を仲間にする「フレンズハート」というアクションが追加されました。
これにより仲間を増やし、最大4人でステージに挑めます。
なお、4人のローカルプレイができるほか、プレイヤーが操作していない間はNPCとして活躍してくれます。
『星のカービィ』シリーズは比較的難易度が低いアクションゲームでしたが、仲間が4人になったことでさらに難易度は下がりました。
NPCはそこそこ優秀なので適当に攻撃していてもなんとかなりますし、仲間はとっかえひっかえ何度も復活できるため、適当に戦っていてもなんとなく勝ててしまうかなと。
また、4人いないと進めないギミックもありますが、数が少ないのでマンネリ感がありました。
そうそう、コピー能力と仲間の能力を合わせた「フレンズ能力」も新要素でした。
一部の能力には火・水・雷といった属性があるので、それを他の能力に付与して使うという感じです。
私は2人マルチで終始プレイしていましたが、ヘルパーをウォーターのプルアンナちゃんにして、私が氷か雷属性になると、画面全体に氷の槍や雷を落としまくる攻撃が出せたので、大抵のボス戦はそれで乗り切ってしまいましたw
カービィのライバルだったデデデ大王やメタナイトなども仲間にできますが、あくまでゲストなので物語には関与せず。
むしろ、フレンズヘルパーの方が便利だったため、あまり使う機会はありませんでした。
ミニゲームも少なめ。グラフィックは大幅にパワーアップ!
やりこみ要素は、ピースを集めてイラストを完成させる「イラストピース」です。
ミニゲームは4種類。
飛んできた隕石をバットで撃ち返す「ギャラクティックホームラン王」、連打して木を切る「ふりふり!きこりきょうそう」、フレンズヘルパーだけでメインストーリーを攻略するタイムアタック「星の◯◯◯◯スターフレンズでGO!」、次々と現れるボスを倒していく「Theアルティメットチョイス」です。
評価としては、ホームラン王とタイムアタック、ボスバトルは定番だったので、もうひとつぐらい毛色の異なる新作ミニゲームがあってもよかったかなとおもいます。
グラフィックは据え置き機になったことで大幅にパワーアップ。
カービィのやわらかい感じやかわいらしいアクション、炎・氷の質感などがより美しく表現されており、とてもリッチに感じられました。
また、コントローラで操作ができるため、とても快適にプレイできるのはよかったですね。
まとめ!
ステージのボリュームやバリエーションが少ない、コピー能力を使ったギミックがあまりない、仲間が4人になったことで難易度が低下したなど不満は多々ある本作。
ただ、さくっと遊べるボリュームと難易度で、カービィのかわいい雰囲気をしっかり味わえる美しいグラフィックや操作のしやすさは評価できるポイントでした。
シリーズファンの方には物足りなさがあるものの、アクションゲーム初心者やお子さんには楽しみやすい作品だとおもいます。
[amazonjs asin=”B078Y35VK4″ locale=”JP” title=”星のカービィ スターアライズ – Switch”]