おすすめゲーム

グノーシア [Vita] 評価・レビュー

公式サイト

さくっとレビュー


SFの世界観で人狼ゲームを繰り返しながら、壮大な物語を楽しめる傑作アドベンチャーゲームでした。
人狼ゲームはNPC相手ですが、ヘイトのコントロールと育成要素がおもしろく、1回15分というプレイ時間も相まってやめどきを忘れるほど熱中できます。
ループすると徐々に変化していく世界、そして明かされる真実も興味深いですね。
独特のグラフィックやBGMも雰囲気が良く、宇宙船という舞台の狭さを感じさせない広大さを味わえました。
また、ルールは複雑ではないので、人狼ゲームを遊んだことがなくてもしっかり楽しめる点も魅力です。

ゲームレビュー

本作は、未来の宇宙船を舞台に、「人狼ゲーム」を繰り返しながら世界の真実を目指していくアドベンチャーです。
ちなみに、人狼ゲームを簡単に説明すると、複数の陣営に分かれたプレイヤーたちが、それぞれ勝利を目指して議論・投票を繰り返す対話のゲームです。
各プレイヤーには役職が割り振られますが、自分の正体は他の人にはわかりません。
そこで、昼のターンで議論して追放するプレイヤーを決定、夜のターンでは役割を持つひとが活動をして、最後に勝利条件が満たされたら終了となります。

グノーシアがいわゆる人狼ポジション。
議論を通じてグノーシアを全員追放すれば人間側の勝ち、人間側の人数がグノーシア以下になればグノーシア側の勝ちとなります。
(また、他にも特殊な役職があり、これら以外の陣営も登場します)

なお、本記事はVita版をプレイした感想ですが、同内容のSwitch版も発売されたので、ぜひご覧くださーい!

ヘイトをコントロールする議論。育成要素もあるので自分らしい立ち回りを追求できる!

本作は、NPC相手に人狼ゲームをするおもしろさと、SFらしい壮大さを宇宙船というミニマルな舞台で描いている作品です。
まずは気になる、NPC相手で人狼ゲームが成立するかについて。

端的にいうと、人狼ゲームらしい嘘を見抜きつつ、場をコントロールしていくおもしろさが感じられました。
活動時間は、人狼と同じく昼・夜の時間があります。
昼は誰がグノーシアなのか全員で考える議論・投票パート、夜はグノーシアとなったキャラクターが誰かを殺したり、誰がグノーシアなのか占ったりといった役職持ちがアクションをします。

さて、この議論パートですが、プレイヤーはヘイトの管理をしていきます。
様子を見たり、発言をしたり、会話に割り込んだりしながら、自分が追放したいキャラクターにヘイトが向くように議論を誘導していくのです。
ただし、あまりにも積極的に誰かを疑っていると、逆に自分が怪しまれてしまうこともあるので、バランスを考える思考が人間相手に議論をしている気持ちになれるとおもいます。

さらに、1回のゲームが終了すると、結果に応じて経験値を獲得し、パラメータをレベルアップできます。
パラメータには、「カリスマ・直感・ロジック・かわいげ・演技力・ステルス」という6つがあります。
たとえば、ステルスが高いとグノーシアから襲われにくくなり、かわいげが高いと好かれやすく追放されづらくなり、直感が高いと相手の嘘を見抜きやすくなります。
こうしてプレイヤーは、自分がやりたい議論の進め方に合わせて能力をあげていけるので、10人いたら10人それぞれの立ち回りが楽しめるとおもいます。

そうそう、パラメータは各キャラクターにも設定されており、カリスマが高いキャラクターの意見が通りやすかったり、かわいげが高いキャラクターを追放しづらかったりと敵にも歯ごたえがあります。
彼らはプレイヤーの育成進捗に合わせて成長していくので、いつになっても手強い相手として立ちはだかってくれました。

1回のゲームは15分。ループを繰り返してSFらしい壮大な世界の真実を目指せ

さて、本作は人狼ゲームとしての独自のおもしろさにくわえて、壮大な物語が描かれる点も魅力です。
プレイヤーは1回15分ぐらいで終了する人狼ゲームを繰り返していきますが、ループするたびに世界が少しずつ変化していきます。

登場人物が増えたり、役職が変わったり、キャラクターの秘密が明らかになったり……。
断片的に情報が明らかになっていきますが、突然驚きの展開が見られる、次はどんなイベントが起こるのかドキドキながらプレイできました。
そうしてさまざまなエピソードを見ていくことで、世界の真実に向けて徐々に前進していきます。
ぜひみなさんの手で、結末にたどり着いてください!

また、本作のグラフィックは独特ですが、現実から遠く離れた未来の雰囲気を醸し出していて良い味わいだったとおもいます。
ボイスはありませんが、BGMの雰囲気もすばらしく、舞台は宇宙船という閉鎖的な空間でありながら、世界の広がりを感じられました。
イベント時には1枚絵のも見られ、物語をドラマチックかつ印象的になるような演出がされていたのも好感触です。

豊富な役職、参加人数などをカスタマイズして物語を進めよう

最後に補足ですが、本作の役職について紹介します。
グノーシア(人狼)、エンジニア(占い師)、守護天使(狩人)、AC主義者(狂人)、ドクター(霊媒師)がベーシックな役職。
特殊な役職として、生存すれば単独勝利となるバグ、2人セットで人間だと証明できる留守番があります。
(あまり人狼ゲームに詳しくないので、該当の役職があったらすみません……!)

すべての役職がそろうまでは、ゲームを開始して1時間半ぐらい。
そこからは、自分で参加人数や役職の数を調整してループをしていきます。
前項で説明したイベントは、ゲームの参加人数やプレイヤーの役職の組み合わせによって発生するため、いろいろな組み合わせを試してみましょう。
便利な機能として「イベントサーチ」があり、新たな状況を見つけやすい組み合わせを提示してくれるので、ループをしていればしっかりとエンディングにたどり着ける作りになっていました。

さいごに

人狼ゲームとSFらしい世界観で描かれる物語が味わえる、一粒で二度おいしい傑作アドベンチャーでした!
絵に癖はありますが、プレイしているうちにだんだんと愛着がわきますし、人狼ゲームをプレイしたことがないユーザーに対しても、シンプルなルールかつ説明もちゃんとあるので安心。
私がプレイしたのはVita版でしたが、おなじ内容でSwitch版もリリースされているので、ぜひぜひ遊んでみてください!

ABOUT ME
アバター
たこ
積みゲーマーです! ジャンルはRPG・アドベンチャー・乙女ゲーが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net