レビュー

Glass Masquerade Double Pack [Switch] 評価・レビュー

『Glass Masquerade Double Pack』ってどんなゲーム?

・ステンドグラスのような美しいデザインのジグソーパズルゲーム
・問題数は合わせて50問以上とたっぷりボリューム!
・2作品収録されているけれど、2作目で操作性がスティックのみで不便になり、モチーフも分かりづらくなりモチベが低下

公式サイト

ゲームレビュー

本作は、時計の文字盤にステンドグラスのピースをはめていくパズルゲームです。
ダブルパックとあるとおり、世界各国をモチーフにした25問と哲学的なテーマの31問が収録されています。

個性的で美しいジグソーパズルゲーム

幻想的な音楽と美しいステンドグラスのパズルの相性はバッチリで、とても雰囲気の良い作品でした。
完成したパズルは芸術作品のような趣きがあり、自分がすごい芸術家になった気分を味わえます。

パズルゲームとしては、ジグソーパズルのような遊び方をイメージしてください。
ただし、個々のピースがより複雑なデザインをしているので、形や絵柄をよく観察してはめていくという楽しさが強化されている印象がありました。
また、難易度を上げる要素として、ピースは選択するまでシルエットで表示され絵柄が判別できない、置かれている状態のままの向きではめられるわけではないというものがあり。
一度手にとって確かめる、という工程も試行錯誤している感じがしました。
そのため、最初はどこにはめたらいいのか分からず苦戦しますが、少し完成すると次々にテンポ良く当てはめられるようになるという、加速度的なプレイ感が楽しいゲームでした。

2作目だけ操作性が悪化、デザインも分かりづらくなった

しかし、本作には致命的な欠点があります。
なんと収録されている2作のうち、2作目だけがタッチ操作に対応していないのです。
スティックでの操作は直感的でなく、スムーズに動かせないのでとてもストレスでした。
ピースを試しに当てはめるのも難しかったです。

また、1作目は世界各国をモチーフにしており、北欧ならバイキング、中国ならドラゴンなどお国柄を反映したデザインになっており、世界旅行をしているような気分で楽しくプレイできました。
一方、2作目は哲学的なテーマに変更されたため、利益相反や終わりなき道といったよく分からないモチーフに。
ゆえに、何を作るのかだけでなく、完成したパズルがイメージしているものも分かりませんでした。
苦労して作ったパズルがなんだか分からないというのはモチベーションになりづらく、次々にクリアしたいという気持ちを削いでいるとおもいます。

さいごに

ステンドグラスのようなパズルは美しかったのですが、2作目の操作性やデザインに難があり、快適さを損なってしまってる惜しいパズルゲームでした。
1作目は文句なしに楽しかっただけに、同じ操作と分かりやすいモチーフで続編も作ってほしかったところです。
ただ、変わり種のパズルゲームとしての個性は出ていたので、ジグソーパズルがお好きな方はチェックしてみてください。

ABOUT ME
たこ
積みゲーマーです! ジャンルはRPG・アドベンチャー・パズルが好きですが、とりあえず気になったものは全部やる!! 読みやすくて前向きなレビューになるように心がけています! 連絡先▷info@tsumige.net