『ピクセル クロス アドベンチャー』ってどんなゲーム?
・数字を手がかりに絵を作る「ピクセルパズル」をクリアしていくパズルアドベンチャー
・マップ探索やミニゲーム、レベルアップなどアドベンチャー要素はオリジナリティあり
・さくさくパズルを解きたい派なので、マップを歩き回って問題を探すのが手間だった!
ゲームレビュー
本作は世界を元に戻すため、数字をヒントに絵を完成させる「ピクセルパズル」をクリアしていくパズルアドベンチャーゲームです。
プレイヤーはマップを歩き回り、各所にある問題を見つけて挑戦。
クリアすると、作った絵に描かれたオブジェクトがマップに配置されていくというプレイサイクルです。
ちなみに、共通のキャラクターが登場するシリーズ作品であるSwitch『ピクセル ライン DX』のレビュー記事はこちら。
同じ色・数字をつなげていくタイプのパズルゲームで、収録問題数がめちゃくちゃ多く、うっかりはじめてしまうと時間泥棒されるのでご注意ください!
アドベンチャー要素は工夫されていたが、テンポよくパズルに挑戦できないのはストレスあり
『ピクセル クロス アドベンチャー』は、マップを歩いてパズルを見つけて解いて、完成した絵に描かれたものがマップに追加されるというサイクルを繰り返すゲームです。
数字を手がかりに絵を作る「ピクセルパズル」としてはオーソドックスでしたが、解けば解くほどマップが賑やかになっていくのは楽しかったです。
特にポストや植物などの装飾品だけでなく、階段など移動可能なマップが増えるオブジェクトもあるので、結果を楽しみに問題に挑めました。
また、隠されたパズルや魚釣りのミニゲームなどやりこみ要素もあり、マップを探索する意味を上手く持たせていると感じました。
収録されている問題数も300問以上と大ボリューム。
たくさん問題をクリアしていくと経験値を獲得し、レベルアップによって難易度の高いパズルがプレイできるようになるといった育成もありました。
徐々にステップアップしていける仕組みなので、初心者にも遊びやすい作りですね。
ただ、私はひたすらパズルを解きたいプレイヤーだったので、マップが広すぎて移動がわずらわしいと感じました。
問題がどこに配置されているかも分からないため、慎重に歩いて探索しなければならず、テンポよくパズルが遊べないのも気になりました。
また、一部のピクセルアートはクオリティが低くで、いざ完成してもなんだかわからないことも……。
加えて、マップのデザインが間延びしており、例えば砂漠エリアでは完成したオブジェクトが小さかったり大きすぎたりと、ひとつの画面内で確認できませんでした。
本作において、パズルを解いてマップを賑やかにしていくというアクションはモチベーションにつながっていたので、成果を把握しづらいのはマイナスポイントかなと。
ちなみに『ピクセル ライン DX』では、パズルを完成させると1枚絵にイラストがどんどん追加されていく作りになっていたため、達成感を得やすかったとおもいます。
さいごに
パズル+アドベンチャーという組み合わせは工夫されていたのですが、さくさくパズルに挑戦したい人にとっては面倒な仕組みになっていた作品でした。
問題数も多くやりごたえはあるので、冒険しながらのんびり遊びたいプレイヤーとは相性が良い作品ですよ!